バイクのサーキット走行のはじめ方

バイクのサーキット走行は、多くのライダーにとって夢のひとつですよね!

「思いっきりフルスロットルで走ってみたい!」

筆者もそんな憧れからサーキット走行を始めました!

公道では体験できない”スリルと興奮”、そして”バイクとの一体感”を感じることができる場所、それがサーキットです。

ただ、事故なく安全に遊ぶためには「適切な準備」「ルールの理解・遵守」が必要不可欠。

でも、安心してください!必要な基礎知識は全てここで知りましょう!笑

この記事ではサーキット走行を始めてみたいあなたに、必要なものや準備・ちょっとした知識を伝授しちゃいます!

それでは!詳しくチェックしていきましょう〜!

目次

サーキット走行の魅力とは?

サーキット走行は、バイクの性能を思いっきり引き出すことができる唯一の場所!

一般公道では法律により速度が制限されていますが、サーキットでは速度制限なんてありません!(一部例外はあります)


そして何より、サーキットは安全に走行できるように設計されています

公道では転倒をすると、車体から投げ出された際にガードレールや電柱などにぶつかってしまう可能性がありますよね。

しかし、サーキットでは転倒した際のスペースが大きく設けられています!

そのため、公道より安全に走行することができるのです。

安全にバイクを思いっきり楽しめるなんて、やっぱり最高ですね!

サーキット走行を始めるための基本的なステップ

「サーキット走行を始めるのはなんだか難しそう…」

そう思って、参加をためらってはいませんか?

実はサーキット走行は次の4つのステップだけで始めることができます。

  • 道具・装備類を揃える
  • バイクのメンテナンス・チェックを行い、車両が問題ない状態か確認する
  • サーキットのルールとエチケットを学ぶ
  • 実際にサーキットに行って思いっきり楽しむ

道具や装備類を揃えるのに、少しつまずいてしまうかもしれませんが、道具さえ揃えたらあとは簡単!

この4つのステップについては、後ほど詳しくご紹介しますね。

どうやって参加するの?

「そうは言っても、サーキットの参加方法がわからない…。」

この悩みはサーキットを始めたいバイク乗りのみんなが通る道。

最初は筆者もそうでした。

そんなあなたには、バイク用品店やバイク屋さん主催の走行会・初心者体験走行会等がオススメ。

インストラクターさんが先導してくれる場合もあるので、「いきなり一人で走るのはちょっと…」なんて方も安心です!

バイク用品店のポスターやサイト等で募集されているので、そこから応募しましょう。

必要な装備と道具

サーキット走行に参加するためには、次の適切な装備と道具が必要です。

  • ヘルメットとレーシングスーツ
  • グローブとブーツ
  • ツールキット
  • 救急セット

これらは安全かつ楽しく走るのに必要なものです!

どんなものが必要かチェックしてみましょう!

1. ヘルメットとレーシングスーツ

ヘルメットは頭部を守る為の装備です。

ツーリング用途向けのモデルもありますが、安全性能が比較的高いサーキット走行に向いたモデルやMFJ認証の通ったヘルメットを使用することをおすすめします…!

レーシングスーツは万一の転倒からライダーの体を保護し、路面との摩擦から保護する役割を果たします。

また、車体から投げ出された際に動作するエアバッグキット等の装備もあります。

「少し不安だな…」と思った方や予算に余裕のある方はエアバックキットも追加で導入する価値は大いにあると思います!

また、これらの装備は走行するサーキットにより規定がある場合もあります。

各サーキットの指示を確認し、従ってくださいね。

2. グローブとブーツ

グローブとブーツは、ライダーの手と足を保護してくれます。

グローブは手の保護だけでなく、ハンドルのグリップを高める役割も果たします。

バイクを自由自在に操るためには必要なアイテムですね。

ブーツは足や足首を保護する役割を担っています。

そして、ブーツはスニーカー等の靴よりもステップワークや体重移動・シフト操作をスムーズに行うことができちゃいます!

あと単純にゴツくて格好良いので、装備するとテンションが上がります!笑

3. ツールキット

サーキット走行中には、予期しないトラブルが発生してしまう可能性も…。

そのため、基本的なツールキットは必須級のアイテムです。

ちょっとしたポジションの調整・セッティングの変更等から転倒してしまった際の応急処置や様々なシチュエーションに対応できちゃいます。

ちなみに、ツールキットの中身は次の基本的な工具等です。

  • スパナ
  • ソケットレンチ
  • プライヤー
  • ドライバー

ヘッドライト等のテーピング(飛散防止の為)が必要となる場合もあるので、養生テープやビニールテープも持っていくとより安心です。

また、タイヤの空気量を調整するエアツールも持っていくと良いでしょう。

サーキットで通常よりタイヤの空気圧を落として走行する際に使用します。

4. 救急セット

応急処置ができる絆創膏や止血・消毒ができるものを持っていくと何かと役立ちます。

ちょっとした転倒でも思わぬ怪我をしてしまう可能性があるので、しっかりと備えておきましょうね!

用意した道具類、しっかりとチェックをして当日に忘れないようにしましょう!

筆者は当日に忘れてしまい、優しいベテランさんにお借りした経験があります…笑

バイクの準備:サーキット走行に向けて

サーキット走行を行う前に、バイクの事前準備が必要です。

「走る」「止まる」「曲がる」ことがしっかりでき、メンテナンスがしっかりとされた状態で臨みましょう!

「サーキットに行っていざバイクの調子が悪い…」

「最悪エンジンが掛からない…」

なんて最悪のシチュエーションは避けたいですからね…笑

バイクの基本的なチェック

車両によって他にもチェックすべきところはありますが、代表的なところを挙げます。

しっかりとチェックしましょうね!

  • エンジンがしっかりと吹け上がるか
  • 冷却水はしっかりと補充された状態か
  • エアフィルターは汚れた状態でないか
  • ブレーキフルードは適切な量か・極端に劣化している(色が変わっている)状態でないか
  • フロント・リヤサスペンションからオイル等は漏れていないか
  • チェーンの張り具合は適切な状態か
  • スプロケットが極端に摩耗している状態でないか
  • タイヤが極端に摩耗した状態でないか・ひび割れ等が無い状態か

不安な場合はお世話になっているバイク屋さんにお願いするのも良いでしょう。

これらの準備が整ったら、やっとサーキット走行の始まりです!

初めてのサーキット走行

ここではサーキット走行の「楽しみ方」「エチケット・ルール」をご紹介します!

初回のサーキット走行の経験

「サーキットでテクニックを練習したい!」

サーキットに向けてこのようにワクワクしているかもしれません。

しかし、最初のサーキット走行では、無理をせず、アクセルを開けてブレーキングをして曲がるという一連の動作に慣れましょう!

せっかく楽しいサーキット走行も車両を潰してしまっては今後のバイクライフにも関わってきてしまいますからね…。

実際に筆者の周りでも「サーキット初心者がバイクを潰してしまった」なんてケースを度々耳にします。

レーシングスーツや可動域が制限されているレーシングブーツを履いている状態だと、普段の公道を走っている際の操作感とはかなり異なってきます。

まずはサーキット走行や操作感に慣れ、その後に徐々に色々なテクニックを磨いていきましょう!

「どこが注意ポイントで…」「ここは切り返しがあるからスピードを抑えめにして…」などコースについて理解を深めるのもいいですね!

もし可能であればタイムを計測し、そこから徐々に慣れていくにつれてタイムを縮める、という目標にシフトしていくのも楽しいかもしれません。

サーキット走行のエチケットとルール

サーキット走行には、コースにより様々なルールが存在します。

各ライダーが安全に楽しく走行するためにしっかり覚え、遵守するようにしましょう!

例えば、

  • 他のライダーをオーバーテイクするときのルール
  • フラッグの色とその意味
  • ピットレーンでのルール

などがあります。

これらのルールを理解し、サーキットを使用するライダー全員が楽しめるようにしましょう。

サーキット走行を楽しむためのヒント

サーキット走行は、バイクの性能を最大限に引き出して、自分自身のスキルを磨くことができるサイコーの場所です!

ですが、あくまで趣味の私達は絶対に無理な挑戦をしてはいけません。

自分自身のペースをしっかり守り、自分自身のスキルを徐々に向上させていきましょう!

また、現地での他ライダーとの交流やコミュニティに所属するのも積極的に行うと良いですね。

先輩ライダーから様々なアドバイスを受けたり、実力の近いライバルを見つけてタイムを競い合うなんてことも楽しみのひとつです!

まとめ

本記事ではバイクのサーキット走行の魅力をご紹介しました。

サーキットは走れば走るほど魅力にどっぷりハマってしまうほど楽しい遊び!

ちなみに、筆者はサーキット走行を思いっきり楽しむためにサーキットの行き帰りはバイクを車に積んで通っていました。

そうすると、もしサーキットでバイクが壊れてたとしても無事に自宅へ帰ることができます。

荷物も容易に運搬できるので、レンタカーや自家用車を使うのも手かもしれませんね。

本記事を参考にして、安全にサーキットを楽しんでくださいね。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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この記事を書いた人

国産車・外車問わず様々なバイクを乗り継ぐアラサーライダー。
サーキット走行からオフロードコース走行までありとあらゆるジャンルを楽しむ。直近はMT-10SPに乗っており、現在は次のバイクを探している最中。

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