GoProはとにかく暗所撮影に弱い。ということをよく耳にする。一眼レフなどと比べてセンサーサイズも小さければレンズにだって限界があるから仕方がないことではあるし、そこはもう割り切らなければいけないとは思っている。
それでも、実際はどうなんだろうか。本当に使えないのだろうか。夏の暑い時期なんかはナイトツーリングに出かけることもあるが、そんな時にもGoProで撮影してみたいではないか。
ということで、その謎を検証するため実際にGoProで夜間撮影するため、ナイトツーリングに出掛けてみた。
撮影時の状況とセッティング
今回撮影したのが、8月の上旬、時間は19時すぎから。日没はしていたが、まだうっすらと空は明るい状況でスタートし、完全に真っ暗になるまで撮影を行った。
実際の映像はYouTubeにアップしているので参考にしてください。
GoPro HERO 10セッティング
- 解像度:2.7K(2704×1521)
- フレームレート:60fps
- レンズ:SuperView
- Hiper Smooth:標準
- シャッタースピード:自動
映像には関係ないが、メディアモジュラーを装着しての撮影。その他NDフィルターやレンズなどは使用していない。
実際はどうなのか?
実際の映像を見て、僕が個人的に感じた感想を述べてみたいと思う。
まず、出発して間もない時点(19時15分ごろ)だと、日没はしているが、まだ薄っすらと空が明るい状態。この状態だと、日中の撮影に比べて若干暗い程度で撮影できるのではないかと思う。映像としてどうか?と問われると、僕個人的には全く問題なく見れると思う。
次に、完全に日が沈み真っ暗な「夜間」での撮影だが、街灯があれば映像としては成り立つレベルだと感じた。全体を鮮明に見ることはできないが、ナイトツーリングの雰囲気が出ているので、これも僕的にはOKレベルだ。
トンネルの中はどうだろうか。トンネルは夜間でも昼間でも変わらないと思うが、一応こんな感じで撮影できている。たまたま通ったトンネルが明るかったからというのもあってか、そこそこ良い感じには撮影できている。
ただ、トンネルの照明が眩しく気になる人はうっとおしいかもしれない。
最後に、街灯がほとんど無い真っ暗な状況での映像はどうだろうか。やはりここまでくると映像としては限界を感じる。バイクのライトだけでは、ほぼ周りが見えない。さらに、バイクのハンドル周りも街灯が無いせいで暗くなってしまう。実際にはもう少し見えているのだが、映像になるとどうしても暗くなってしまう。この辺りがGoProの限界かもしれない。
GoPro夜間撮影テスト結果
結論から先に言うと、僕の中ではモトブログのナイトツーリングにも使える。
ただし日没直後か、街灯やビルの灯りがある市街地走行なら・・・という条件下でならアリだ。
今回は特別なセッティングや、レンズなども使用していないので、GoProは暗所撮影に向いていないと言えど、市街地での撮影程度なら十分に使えるだけの性能はあると感じた。
例えばキャンプ動画などになってくると、明るさに限界があるので厳しいものがあるとは思うが、モトブログでならアリだと思う。
夏の暑い時期はどうしてもナイトツーリングの機会が増えるので、今後は積極的に撮影していきたいと思う。
ちなみに、今回の動画で行ったのは神戸空港で、動画内でも触れているがバイクと飛行機を同時に撮れる写真撮影スポットは皆無だったので、もし神戸空港に行くなら展望デッキに行かれることをオススメしたい。
ただ、オジサン独りでは寂しいので誰か女子を誘って行ってください。
では。
僕も独りだったので展望デッキは諦めました・・・