兵庫県に住み、バイクに乗っていて不満に思うことがひとつだけある。それは、絶景と呼ばれるツーリングスポットや、〇〇ラインや〇〇ロードのようなバイクで走ると気持ち良い道路が少ないことだ。
例えば本メディアでも他のライターさんが紹介してくれているが、北海道の永遠と続くような見晴らしの良い道路や、九州阿蘇の絶景ロードなどの記事を読むととても羨ましく、ラーダーとしては嫉妬しかない。
北海道や阿蘇だけではなく、全国各地に名所と言われるバイクツーリングスポットはSNSを見ていると山ほど出てくる。
しかしながら関西、特に兵庫県にはそのようなスポットが本当に少ない。と思っている。それでも近場の有名どころには行っておきたいので、今回は明石海峡大橋に行ってみることにした。
目的はSNSなどでよく見かける、明石海峡大橋を背景にバイクの写真を撮影できるスポットだ。
明石海峡大橋を背景にバイクの写真を撮影する
明石海峡大橋そのものは、四国や淡路島へ行く際に過去何度も車で通ったことがある。だからこれといって新鮮味があるわけでもなく、感動も薄い。
ただ、バイクでは通ったことも行ったことも無い。それに、今回の目的は橋を渡るのではなく、SNSでよく見かける、あの写真のスポットだ。明石海峡大橋を背に愛車の写真を撮影できる、あの場所を求めて行くことにした。
明石海峡大橋までの道中は、出発する場所によってルートが違うし、それまでの道に絶景ロードは無いので割愛する。
(本当はそれまでに〇〇ロード、なんてものがあれば紹介したいのだが・・・)
※今回のツーリングは、YouTubeにもアップしているので、どうしても暇な方がいればそちらも参考にしてみてほしい。
この日、僕は何も下調べなしで明石海峡大橋へ向かったのだが、これが間違いだった。
スマホのナビに明石海峡大橋のふもとらへん、舞子公園という場所があり、Pマークがあったのでそこをナビにセットして呑気に走り出したのだ。とにかくそこまで行けばあの有名なスポットに辿り着けるだろうと単純に考えていた。
しかし現実はそんなに甘くも単純でも無い。いざ到着してみると四輪の駐車場はあるが、二輪の駐輪場が見当たらないのだ。ここまで来て後悔する羽目になるとは思ってもいなかった。
仕方なく、駐車場のオジサンに二輪の駐輪場を聞くと、親切にも「バイクが無料で停めれる場所がある」と教えてくれた。
オジサンのおかげで、なんとか無事にSNS映えスポットにたどり着くことができたのは言うまでも無い。
オジサンありがとう。
その場所がこちら。
明石海峡大橋で、バイクを背に映え写真を撮影したい方は、必ずこの場所をメモって行ってほしい。まあ、僕のように行き当たりばったりで行く人は少ないと思うが。
この日はあいにくの曇り空だったが、無事にバイクと明石海峡大橋を撮影することができた。
平日だったせいか、原付バイクは沢山あったが、ツーリングっぽいライダーの姿はほとんど見られなかった。
写真では伝わないが、このバイクの前の柵の下にもスペースがあり、家族で釣りを楽しむ人がちらほら。そのせいで、魚釣りに使う餌の匂いが充満しており、素晴らしい景色とは裏腹に嗅覚は満足いくものではなかった。
それでも大迫力の明石海峡大橋を近くに眺められるだけで、気持ちは晴れやかな気分になるのでぜひオススメしたい。
ついでに明石焼きを食べる
ツーリングの目的は人それぞれかもしれないが、僕にとってのツーリングは以下の条件が揃うことが望ましい。
- 絶景がある
- 気持ちよく走れる道
- 美味しいものが食べれる
この3つが揃わないと行かない、とまでは言わないが、できればこれら全てを満たすスポットへ行きたい。
今回の明石海峡大橋は、全て揃わなかったものの①と③の2つがあったので良しとする。
というわけで、明石に来たのに「明石焼き」(別名:たまご焼き)を食べずに帰るのは明石に失礼だろうと思い、10分ほど走ったところにあるJR明石駅近辺まで明石焼きを食べに行くことにした。
このJR明石駅近辺には、明石焼きの店が乱立している明石焼き激戦区だ。ここでも僕は先ほどの失敗を学習せずに、お店をよく調べないまま、とにかく明石駅へ向かった。
駅近辺まで来ると、バイク駐輪場も沢山用意されており簡単に停めることができる。僕が停めたのは1時間以内無料だったので、明石焼きを食べて戻ってくるだけなら無料でいける。
バイクをとめ、Googleマップで近くの明石焼きのお店を検索、ヒットして向かったのが「たこ磯(別館)」さんだ。今回は運良く行き当たりばったりが功を奏した。
愛想の良い店員さんに促され店内へ入り明石焼きとノンアルコールビールを注文する。
僕が注文したのは、穴子タコミックス10個入り 1,200円。
「たこ焼き」の親戚と考えると1個120円なので、「高級たこ焼きか!」と思わなくもないが、特製の出汁につけて食べる明石焼きは「たこ焼き」とは別の食べ物で、暑い中のツーリング疲れを癒す最高の味だった。
そもそも明石焼きを今までほとんど食べたことがなく、JR明石駅にも初めて訪れたので比較対象が無いので、他の店とどう違うのか?などは分からないが、とにかく美味しいと感じた。(食レポの語彙力がなくて申し訳ない)
こういう時にソロツーリングでなければ、1人前を二人で分けてもう一件はしご、という味比べもできるが如何せん僕はソロツーリング同好会に所属しているから諦めるしかない。
あとがき
明石焼きを堪能したあとは特に予定があったわけではないが、暑さに疲れたのでそのまま帰路についた。
今回は明石海峡大橋を紹介したが、
- 絶景がある
- 気持ちよく走れる道
- 美味しいものが食べれる
この3つの条件全てを兼ね備えるスポットを求めて、地元関西のツーリングスポットを今後も紹介していけたらと思う。
明石海峡大橋は、関西のライダーにとって定番スポットとしてあまりにも有名だが、しっかり下調べをしないと僕のように「あれ?」となってしまう可能性があるので、初めて訪れる方は本記事中にあるGoogleマップを頼りに、SNS映えスポットへ向かって欲しい。