「ディスクロックとワイヤーロック」バイク用ロックはどっち派?〜バイクを守る盗難・防犯対策〜

大切な愛車を守りたい!と思うのは全てのライダー共通ではないだろうか。

車の盗難もたまに耳にするが、車に比べると盗難の被害に遭いやすいのがバイクだ。尾崎豊の歌ではないが、若気の至りで盗んだバイクで走り出したヤンチャなライダーも読者の中にはいるかもしれない。

バイクを盗む方はいいが(良くない)、盗まれた方はたまったもんじゃない。怒りのぶつけどころがどこにもないし、手元に大切な愛車がないし、もう途方に暮れてなんとか見つかるのを願うしかない。

そんな腹立たしい被害に遭わないためにも、日頃からバイクの盗難防止対策は絶対に怠ってはならない。いくら面倒くさくてもしっかりと対策しておきたい。

そんなことしなくても、「シャッター付きのガレージに置いておけば大丈夫!」という一部の大富豪の方はこれ以上読み進めなくても大丈夫です。僕を含め、一般庶民のバイク盗難対策について本記事では触れていきたい。

また、盗難防止対策には色々とあると思うが、今回はワイヤーロックとディスクロックの二つに絞って書いています。

ISOSHU

盗んだバイクで走り出したらアカンで!!

目次

ワイヤーロック

自宅では愛車のCB400SFにワイヤーロックを装着

まず、おそらく一番一般的であろうバイク用ロックがこれだと僕は思っている。

バイクのカバーをかけていても、しっかりとロックされていることが外見から分かるので抑止効果も高いのではないだろうか。

実際に僕も購入して使用しているし、簡単に切断できそうにない程頑丈なロックだ。

自宅にバイクを保管している分にはこれで十分という感じすらある。

しかしながら、完璧感のあるワイヤーロックにもデメリットがある。それが、「重さ」と「大きさ」だ。

一軒家の駐車スペースにバイクをとめているなら、バイクに乗る前にワイヤーロックを外した後も玄関などにロックを保管しておけばいいが、マンションとなるとロックの保管場所がない。バイク置き場からマンション自室玄関まで距離がないのであれば問題ないかもしれないが、そんな都合の良い人もあまりいないだろう。

ではバイクの収納スペースに入れるのか?というと、そもそもスペースが無いバイクもあるし、入ったとしてもギリギリの大きさぐらいにはなるので他の物が収納できなくなる。

シートバッグなどに入れて持ち運ぶにしても、嵩張るし、重い。

なので一泊や二泊などのロングツーリングには向いていない。泊まりのツーリングに行くなら衣類や他の荷物もあるだろうから嵩張るし重いロックを持ち運ぶのはナンセンスだ。

日帰りツーリングなどの盗難対策で、ロックの保管場所を自宅のバイク置き場の近くに確保できる人ならワイヤーロックが一番ではないだろうか。

・バイクカバーをかけてもロックがわかるので抑止効果が高い!
・持ち運びには不便

ディスクロック

前輪にはワイヤーロックをして保管している

知らない人のために説明しておくと、ディスクロックは、前輪や後輪にあるブレーキのディスクに空いている隙間?を利用してそこにロックを取り付ける仕組みになっている。

ディスクをロックすることでタイヤが動かず盗難防止に繋がるという理屈だ。

このディスクロックの最大のメリットといえばワイヤーロックに比べて「コンパクトさ」と「軽さ」だ。

ある程度の重量はあるが、とにかくコンパクトなので保管場所に困ることがない。大体は小さいデジカメぐらいの大きさだろうか。

なのでバイクの収納スペースにも余裕で収まるし、バッグなどに入れて持ち運ぶ分にも問題がない。

ロングツーリングなどで長時間バイクから離れる場合も、このディスクロックがあれば安心できる。

「でも、そんなに小さいロックなら外し忘れてそのまま乗ってしまってバイクが壊れそう・・・」と思った人、安心していただきたい。

ディスクロックにはリマインダー付きという商品が存在する。⇩これは僕も購入して愛用している商品だ。

ワイヤーロックとハンドルなどを目立つケーブルで繋ぐことによって、外し忘れを防止するという何ともアナログな方法だが、これが効果抜群である。バイクに乗る前に目立つ邪魔なワイヤーがあるんだから100%気づく。

こんな感じでグリップなどにワイヤーを繋いでおく。これで外し忘れる人はよっぽどだ。

中にはリマインダーケーブルが付属していないディスクロックもあるが、ケーブル単体でも沢山販売されているので別で購入すれば良い。

じゃあ、ワイヤーロックよりディスクロックの方が良いんじゃない?と思ってしまう方もいると思うが、ディスクロックにもデメリットがある。

それは見た目だ。バイクにカバーをかけてしまうと全く見えなくなる。ワイヤーロックのように外見で「ロックしてますよ〜」感がゼロになってしまう。

なのでカバーをめくられて愛車にイタズラされる心配は拭えないのだ。自分のバイクのカバーを勝手にめくられるのは気分のいい物じゃないし、できればそっとしておいて欲しいと思うのがライダーだが、その点だけはディスクロックでは抑止できないのが唯一のデメリットではないだろうか。

・カバーをかけるとロックが見えなくなるので少し不安
・ツーリング時などの携行には最適!

結局どっちがオススメ?ワイヤーロック対ディスクロック

ここまで読んでくれた方はどちらのロックにするか決まっただろうか?

それぞれメリットとデメリットがあるのでよく考えてからバイク用ロックを購入して欲しいところだが、僕なりの結論を述べると、自分の状況に合わせて、と言うより他にない。

ただ、両方持っていても良いとは思う、事実僕も両方持っていて、両方を状況に応じて使い分けている。

普段はワイヤーロックで見た目からバイクを守り、ツーリングに行くときはディスクロックを携行して使用する。といった感じでの使い分けだ。

もちろんワイヤーロックとディスクロックの合わせ技というのが一番強固だしオススメはできる。週末しか乗らないようなライダーにはこれがベストかもしれない。

普段から通勤でも乗っているライダーからすると両刀使いは面倒臭いので、ディスクロックのみが便利かもしれない。

それぞれのバイクを保管している状況やツーリングの頻度など、自分の状況に照らし合わせて検討してほしい。

筆者が愛用している商品はこちら⇩

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この記事を書いた人

本メディアの運営者。久しぶりにバイクに乗るために、古物商許可を取得しバイクオークションを始める。兵庫県在住、猫2匹と暮らすリターンライダー。愛車はCB400SF NC31 Version-S→CBR954RR(現在)
バイカーの皆様にとって楽しく役に立つメディアを目指し現在奮闘中。

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