最近流行りのアドベンチャーバイクをご存知でしょうか?
世界的にも注目されているジャンルで、高い走破性や使い勝手の良さから日本国内でも人気が高まっています。
今回はアドベンチャーバイクの魅力や特徴に付いて徹底的に解説していきます!
また排気量ごとのおすすめ車体も紹介していきますので、ぜひ最後までご覧ください!
アドベンチャーバイクとは?
アドベンチャーバイクをご存知ない方に向けて少しおさらいしたいと思います。
アドベンチャーバイクは1980年代に初めて登場しました。
元々は砂漠や山道を2週間かけて走るダカールラリーのレプリカとして発売されました。
ダカールラリーは一日に800kmも過酷な道を走り続けなければならないこともあり、その走破性と耐久性を受け継いで市販されたのがアドベンチャーバイクとなります。
アドベンチャーバイクの魅力
アドベンチャーバイクはラリーで使用されていたバイクのレプリカなので、耐久性はもちろん走破性も高いため一般道だけでなく、山奥のキャンプ場のような悪路が続く場所でも十分に力を発揮してくれます。
アドベンチャーバイクのアドベンチャーとは、「走る場所を選ばずどこにでもいける」という意味を持っているので、冒険者のようにどこへでもいけるバイクです。
また、荷物の積載能力も高いのでソロキャンプなどが趣味の方にはベストマッチなバイクです。
アドベンチャーバイクの特徴
アドベンチャーバイクの魅力は先ほど紹介しましたが、他のジャンルのバイクとは決定的な違いがありますので、アドベンチャーバイクにしかない特徴を3つ紹介していきます。
長距離を走っても疲れにくい
アドベンチャーバイクにはナックルガードやスクリーンといった風を避けるための装備が充実しているため、長距離を走っても疲れにくい構造になっています。
またライディングポジションも車体がオフロードベースなので、スーパースポーツやネイキッドは前傾姿勢になりがちですが、アドベンチャーはほぼ直立なので楽なポジションになっています。
車体が大きい
排気量に関わらずアドベンチャーバイクは車体が大きめに作られています。
車体が大きいと積載性が上がりますし燃料タンクの容量も増やせるという利点があります。
またスクリーンがついていたり、アップハンドルになっているのも車体が大きく見える要因となっています。
車体の大きさの割にはワインディングでもキビキビと走ってくれますし、車高が高いことにより悪路でも腹下をこする心配もありません。
足つきがイマイチ
先ほどの項目でも話しましたが、オフロードベースの車体のため車高が高くなっているので、必然的に足つきが悪くなってしまいます。
特に大排気量になればなるほど車両重量も増すので足つきの悪さがさらに目立ってしまいます。
しかし、車種によっては足つきの悪さが目立ちにくい物もありますので、ぜひ試乗してみることをおすすめします。
カテゴリー別アドベンチャーバイクおすすめ10選
ここからは排気量別におすすめのアドベンチャーバイクを紹介していきます。
ここで紹介しているバイクがすべてではないですが、この中から最高の一台に出会ってもらえると幸いです。
それでは紹介していきます。
250ccクラス
まずは250ccから紹介していきます。
250ccは車検もなく車体も大排気量に比べると小さいので扱いやすく、アドベンチャーバイクが初めての方にも乗りやすいジャンルとなっています。
SUZUKI Vストローム
記念すべき一台目は「SUZUKI Vストローム」です。
こちらのバイクは水冷2気筒エンジンでトルクは単気筒に劣りますがその分高速走行にも適していますので、バイク初心者でも玄人ライダーでも大変扱いやすいバイクとなっています。
またシート高も800mmとアドベンチャーバイクの中では低めに設定されているため、足つきも比較的良い方です。
タンク容量も17Lと大容量ですのでロングツーリングでも不安なく走れます。
HONDA CRF250RALLY
次のバイクは水冷単気筒エンジンで、250ccクラスアドベンチャーバイクのなかではトルクが一番高いです。
さらにアシストクラッチというクラッチレバーの荷重を軽減する機能を搭載しているので、
発進時やシフトチェンジをスムーズに行える他、単気筒特有の高トルクにより発進時もクラッチが繋がりやすいため、初心者ライダーにおすすめの一台となっています。
ちなみにタンク容量は12LとVストロームと比べると少ないですが、ツーリングでは申し分ない容量です。
Kawasaki VERSYS-X 250 TOURER
3台目のバイクは水冷並列2気筒エンジンで、250ccクラスの中でもトップクラスの33馬力を誇っています。
シート高は815mmと先ほどの2台の中間の高さとなります。
そしてこのバイクの魅力は何と言ってもパニアケースとエンジンガードが純正装備で、
クラッチ・ブレーキレバーやフロントスクリーンなどのカスタムパーツが豊富で、
個性が出しやすいバイクとなっています。
タンク容量は17Lと文句のつけようのない容量となっています。
400ccクラス
アドベンチャーバイクの400ccクラスは台数が少ないですが、400ccクラスにしかない魅力があるので紹介していきます。
Honda 400X
250ccではパワー不足という方にはこちらのHonda 400Xをおすすめします。
馬力はなんと46馬力で250ccにはないパワフルな走りを実現できます。
排気量が多い分燃費は下がってしまいますが、タンク容量が17Lあるので、そこまで気にならないでしょう。
またシート高も800mmとアドベンチャーバイクのなかでは低いため足つきもいいです。
悪路だけでなく高速道路もツーリングコースに入っている方にはとてもおすすめのバイクです。
BMW G 310 GS
400cc2台目のバイクはブレーキレバーとクラッチレバーの幅を4段階調整可能で、自分の手にフィットするよう調整できます。
また電子制御スロットルが搭載されているので、スロットルレスポンスはかなりいいです。
タンク容量は11.5Lと少ないですが燃焼効率の高いエンジンで燃費がかなりいいので、タンクの小ささはさほど気になりません。
外車に抵抗がない方にはかなりおすすめのバイクです。
401cc以上
アドベンチャーバイクは大排気量カテゴリーの車種が一番多く、厳選するのに苦戦しましたが、数ある中から選りすぐりの5台を選びましたので、ぜひご覧ください。
HONDA NC750X Dual Clutch Transmission
大型クラスで最初に紹介するバイクは、走行モードを、スタンダード・スポーツ・レイン・ユーザーの4つから選択でき、あらゆる路面に対応した走りが可能です。
さらにアシストクラッチも搭載されているため信号の多い市街地でもスムーズに走行可能です。
大型バイクが初めての方にとてもおすすめのバイクとなっています。
YAMAHA TRACER9 GT ABS
続いてのバイクはDモードが搭載されている車両で、Aモード・Bモード・STDモードから選択できます。
Aモードはかなりパワフルなモードでスロットルレスポンスがかなり機敏です。
Bモードは街中や渋滞などで使えるまったりしたモードで、スロットルレスポンスがいい意味で鈍感になるのでシビアなスロットル開度が求められませんので、発進にも気を遣わずに済みます。
STDモードは峠や市街地、オフロードなど万能なモードです。
基本はこのモードで問題ないでしょう。
Kawasaki VERSYS 1000 SE
こちらのバイクはVERSYS 250 SEの上位クラスで、アドベンチャーバイクの中でも珍しい4気筒エンジンで、高速域の伸びはピカイチです。
またエレクトリカルクルーズコントロールが搭載されているので、スロットルを操作しなくても速度を一定に保てます。
高速道路を走る機会が多い方におすすめのバイクです。
BMW F 900 XR
4台目のバイクはシート高を調整できる特徴を持っているので幅広い体格に対応可能です。
また、ダイナミックブレーキコントロールシステムが備わっているので、急ブレーキ時にシフトダウンのサポートをしてくれるのでタイヤがロックしにくく、安全性の高いバイクとなっています。
YAMAHA テネレ700
最後に紹介するバイクは軽量かつ剛性の高いボディとトルクフルな走りが特徴です。
軽量な車体にトルクがあるのでワインディングでもキビキビと走りますし、フロントサスペンションが柔らかいのでオフロードでも路面の接地感が高く安定した走りが手に入ります。
オフロードを走ることが多い方におすすめです。
まとめ
今回はアドベンチャーバイクについて紹介させていただきました。
現在注目されているアドベンチャーバイクをこの機会に検討されてみてはいかがでしょうか?
オフロードもオンロードもこなせる器用なバイクなので、とにかくいろんなところに行きたい!という方には打って付けのバイクです。
いい相棒に出会えること願っています!