バイクのサーキット走行!必ず揃えるべきギアを詳しく解説

刺激を求めるバイク乗りなら、絶対に経験してほしいサーキット走行。

以前も「サーキット走行の魅力」「サーキット走行の準備・必要な道具」についての記事を執筆させて頂きました。

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今回は前回よりももっと詳しく

  • 具体的にどのような道具の準備が必要なのか
  • おすすめのサーキット用品

について触れていきたいと思います!

是非、サーキット用品を揃える際の参考にしてみてくださいね!

目次

必須の安全装備

まず最初に主に必要な装備類について解説させて頂きます!

サーキット走行に必要な道具を全て揃えるとそこそこお金がかかってしまいますよね…。

そこでここでは安全のために絶対必要な装備達をご紹介します!

最低限必要な装備は下記の5つです。

  • ヘルメット
  • レザースーツ
  • レーシンググローブ
  • レーシングブーツ
  • プロテクター

サーキット走行を始める前に、ココだけは必ずチェックしてくださいね!

ヘルメット

頭部を守る最初の防御線!

もちろんフルフェイスタイプの物を選びましょう。

特に、安全性を高めるためにSNELL規格の認証を受けた製品を選ぶことをオススメします。

SNELL規格とは?

衝撃吸収性において最も認定を受けるのが厳しい規格のこと。

こちらを通ったヘルメットであれば安心して使用することができます!

メーカーで言うと、“Arai”、”SHOEI”、”OGK”等が挙げられます。

おすすめのヘルメット3選!

それでは、筆者が最もおすすめするヘルメットを3つご紹介します!

  • Arai RX7X
  • SHOEI X-Fifteen
  • OGK F-17

この3つのヘルメットはサーキットを走行する際の空力等の抵抗を考慮して作られています。そのため、「サーキットに走るにはもってこい!」なモデルでしょう。

また、MotoGPや様々なレースなどでプロ選手が実際に使用しているモデルでもあります。

実戦でフィードバックされたデータ等が商品開発等に反映されているこれらのヘルメットを選べば間違いはありません!

Arai RX7X

「安全性を重視し、安全性を少しでも損なうならその機能を実装しない」と言われているアライの最高峰モデル。

MotoGPライダーの”中上貴晶選手”も実際に使用しているモデルです。

同選手のレプリカヘルメットも販売されています。(現在品薄状態です)

↑日本を代表するレーシングライダーで、鈴鹿8耐を3度の優勝経験を誇り、2017年日本最高峰2輪レースの
JSB1000チャンピオンも獲得している【高橋 巧】選手のレプリカモデル

SHOEI X-Fifteen

オートバイ最高峰レース、MotoGPライダー”マルク・マルケス選手”も実際にレースで使用しているモデル。

こちらも同選手のレプリカモデルが存在します。(現在品薄状態です)

OGK F-17

こちらもMotoGPライダーの”アレイシ・エスパルガロ選手“がレースにて実際に使用されているモデルです。

コーナリング中に斜め前等を向くことも考慮し、正面だけから風を受けるという前提ではなく、様々なシチュエーションで空気抵抗を低減する工夫が施されています。

レーシングスーツ

サーキットを走る際に真っ先に思い浮かぶ必要な用品といえば、路面との摩擦から身体を守ってくれるコイツ!
バイクの操作性や快適性に関わってくるところなので、しっかりフィットするサイズを選びましょう。

メーカーによっては部分的にサイズを変更してもらえるサービスもあります。オーダーまで予算が無いよ…という方にオススメです。

レーシングスーツには一体型と上下で分かれているツーピース型があります。比較すると、やはりジャケットとパンツが一体になっているタイプが最も安全です。走行するサーキットによっては一体型でないと走行できない場所も…。

サーキットで使用するのであれば、一体型を選んだ方が良いでしょう。

さらに、最新のレザースーツには衝突時のダメージを軽減するエアバッグが内蔵されているものもあります。予算に余裕のある場合はエアバッグ機能付きのスーツを購入すると安全性がさらに高まりますね。

レーシングスーツの主なメーカーは下記の通り。

BERIK, RS TAICHI, HYOD, クシタニ, Alpinestars, Dainese

BERIKはショップ等の値引きにもよりますが、6万円ほどと比較的安価に購入することができます。

筆者もミニサーキットを走っていた頃はBERIKのレーシングスーツを着用しておりました。何度か転倒しましたが、しっかりとダメージから身を守ってくれました。

標準的な機能のレーシングスーツといえば、RSタイチのGP-WRX R307が挙げられます。

勿論値段が高くなれば上質な皮を使っていたり、構造的に動きやすさに注目した設計がされていたりするので、快適なサーキットライフを過ごすことができるでしょう。

レーシンググローブ

レーシンググローブと呼ばれる手首までしっかりと覆うタイプを選びましょう。

万一の転倒の際、衝撃や路面との摩擦等から身を守ってくれます。

小指と薬指が離れないようにくっついているタイプもあり、小指が想定されていない角度に曲がるのを防いでくれる効果があります。

主なメーカーは下記の通りです。

コミネ, FIVE, RS TAICHI, HYOD, クシタニ, Alpinestars, Dainese

FIVEのRFX3は最初の状態から革が柔らかく、操作性が非常に高くておすすめのレーシンググローブです。

レーシングブーツ

シフト操作に問題ないサイズ感かつ、すね部分まで保護できるレーシングブーツを選びましょう。

捻挫などを防げるように、斜め方向や横方向の想定されていない方向には曲がらないような構造となっています。

破損した際に補修部品が手に入りやすいか、という観点で探すのも一つのアプローチです。

主なメーカーは下記の通りです。

Xpd, SIDI, Gaerne, FORMA, Dainese, Alpinestars

AlpinestarsのSMX6は筆者も使用しておりましたが、非常に操作性が高く、転倒時のプロテクション機能も優秀なブーツでした。

プロテクター

サーキットではちょっとしたミスが転倒に繋がります。そのため、プロテクターは非常に大切な装備です。

バイクから投げ出されて着地した際、プロテクターを装備している箇所であればダメージを大きく軽減することができます。

プロテクターも衝撃吸収能力が一定基準以上と評価されると、CE認証を受けることができます。

より安全なものを選びたいときはCE認証を受けたプロテクターを選ぶとよいでしょう。

また、レーシングスーツのオプションとして設定されているものもあります。設定がある場合はフィッティング等の観点からオプション品を選択する方が良いかもしれません。

プロテクターにも様々な種類がありますが、筆者的にはこれを優先して揃えた方がいいのではないかな?という2種類のプロテクターを紹介させて頂きます。

チェストプロテクター

胸周辺を保護するプロテクターです。

転倒時にハンドル・タンク類の突起から守ってくれます。

バックプロテクター

バイクから投げ出されて背中から着地した際などに効果を発揮します。

背骨周辺を転倒時の衝撃から守ってくれます。

背骨付近は重要な神経が揃っている為、最悪の場合には下半身不随も考えられます。

万一のことも考えて装備したいプロテクターです!

知っておきたい!MFJ規格について

MFJとは、Motorcycle Federation of Japanの略。

つまり、日本モーターサイクルスポーツ協会のことです。

MFJの公認レース等に出る予定がある場合、MFJの公認を受けているヘルメットやレーシングスーツを使用する必要があります。
「今後公式なレースに出たい!」と考えている方は、下記MFJの公式サイトをチェックして用品を揃えていきましょう。

https://www.mfj.or.jp/

救急キット

絆創膏、ガーゼ、消毒液などの基本的な応急処置品は必須です。

ちょっとした擦り傷や転倒傷の応急処置に役立ちます。

救急キットがあれば、ちょっとした怪我ならすぐ走行を再開できます!

緊急時に役立つ連絡先や、自分の医療情報を記載したカードも有用です。

ツール類

基本的なネジの締め付けや調整ができる工具類も持っていきましょう。

ライディングポジションの調整や転倒時の修理等に役立ちます。 

タイヤの空気圧を確認できるエアゲージもあるとよいでしょう。

公道で走行するよりサーキット走行ではタイヤ内の空気が熱で膨張する為、空気圧の調整が必要となってくるので必須級のアイテムです。

また、転倒時のヘッドライトやウインカーなどの飛散防止の為、テーピングをするためのビニールテープも持っていきましょう。

万一の応急修理などにも役立ちます。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は具体的なメーカーや商品名を挙げて用品の解説をさせて頂きました。

用品類の購入時の参考になれば幸いです。

装備類は少々値が張ってしまう買い物になりますが、自分の身を守るための大切な防具たちです。

バイクは壊れたら買い直せばいいですが、大きな怪我をして取り返しのつかないことになってしまったら、今後のバイクライフも楽しめなくなってしまいます。

なるべく安全性が優れたものを揃えて、楽しいサーキットライフを送ってくださいね!

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この記事を書いた人

国産車・外車問わず様々なバイクを乗り継ぐアラサーライダー。
サーキット走行からオフロードコース走行までありとあらゆるジャンルを楽しむ。直近はMT-10SPに乗っており、現在は次のバイクを探している最中。

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