バイクに乗っているからには走ってみたい道というのがライダーにはあるだろう。僕を含む関西ライダーの憧れといえば、北海道、ビーナスライン、四国カルスト、そして九州の阿蘇が筆頭に挙がるのではないだろうか。
そんな憧れを抱きながらも、なかなか実行に移せなかったある日、バイク仲間の一人が「九州へ行きたい。大分のとあるラーメン屋に行ってみたい。」と言い出したところから九州ツーリングの計画が始まった。
来る2024年10月、僕らは神戸からフェリーに乗り、九州へ上陸する。バイク5台で走るのだ。
その計画を立て、いざフェリーの予約を任された僕が予約に苦戦した話をしたいと思う。
どのフェリーに乗るか?
まず、関西から九州へフェリーで行くとなると、サンフラワー、名門大洋フェリー、阪九フェリー、宮崎カーフェリーのどれかになる。乗り場は大阪か神戸のどちらか。
到着は新門司、別府、大分、宮崎、志布志だ。
大分と阿蘇を走りたいので、宮崎と志布志に到着するフェリーはまず外した。
そうなると、サンフラワー、名門大洋フェリー、阪九フェリーから選ぶことになるが、金額的に安くて船内もキレイなのが阪九フェリーという結論に至ったので、今回は阪九フェリーで、神戸〜新門司航路を予約することにした。
阪九フェリーを予約する
いざ予約をするために阪九フェリーのサイトへアクセスする。
阪九フェリーのサイトでは、運賃のシミュレーションもすることができるので事前にいくらぐらい必要なのか調べておくのも良い。ただ、ここで思わぬ落とし穴があったので、それについては後述したい。
次に、阪九フェリーでネット予約をするためには「ふネット予約サービス」というものを使わねばならず、会員登録が必要になる。え、めんどくせ・・・と思うかもしれないが、ネット予約割引が20%もあるので、めんどくさくても会員登録してネット予約した方が良い。
会員登録を完了してネット予約に進む。まず日程と航路を選ぶと、空いてる船室の一覧が表示される。そこで好きな部屋を選択して人数を入力する。
次にバイクを入力する画面があるので、車名と排気量を入力するのだが、これとは別に車両登録というのがあって、事前に車両を登録して車検証をアップロードし、クレジット決済を行うと、当日の乗船時に窓口へ行かなくてもチェックインができるQRコードが発行されるのだ。これをすっ飛ばすと(車検証のアップと事前決済)、当日は窓口で車検証の提示が必要。
また、このQRコードは船室へ入る鍵にもなっているらしいから今どきのフェリーは便利だ。
なのでもし複数人の予約をするなら、事前に車検証の写真を用意しておくとスムーズだ。(250CC以下だと車検証の登録は必要ない)また、乗船者のフルネームと生年月日も必要なので、これも事前に聞いておくと良い。
阪九フェリーには、様々なタイプの部屋があるので複数人で行くならグレードの低い個室を予約した方がお得な感じがする。料金も雑魚寝の部屋より少しだけ高いだけで、写真で見る限りだとかなりキレイで過ごしやすそうな部屋がある。今回僕たちも個室を予約した。
料金シミュレーション=空き部屋ではない
「料金シミュレーションで落とし穴がある」と前述したが、これには気をつけてほしい。
料金シミュレーションで日程と航路、人数、部屋を選ぶと合計料金が表示される。なので、この料金で予約すればいいや、と思っていたら、いざ予約する時に希望の部屋が満室になっていたり、バイクが満車になっていることがある。
これには僕もやられた。あらかじめ仲間内で決めていた日程で予約をしようと、会員登録して予約に進むと往路の個室が満室、仕方なく雑魚寝で行こうかと思っていたら、復路のバイクが満車になっていたのだ。
急遽、仲間に連絡して日程を1日ずらして往復個室で予約することができたが危なかった。連休を絡めていたこともあるが、それにしても2ヶ月前に予約してこれだ。
ハイシーズンの連休だと、やはりバイクで九州を走りたい人が沢山いるのだろう。予約は早めに、しかも事前準備をしっかりとして予約に進んだ方が良い。
九州へ行くと決めたら、まずは会員登録して予約に進む感じで空きを確認すれば、埋まっていたなんてことを防げる可能性が高い。
あとがき
終わってしまえばなんてことない作業なのだが、ネットに少し疎い人だと最初は苦戦するかもしれない。
また、阪九フェリーのサイトにも、予約には車検証と乗船者のフルネーム、生年月日が必要などと記載していてくれれば親切かもしれない。(どこかに記載あったらすみません)
無事にフェリーが予約できたら、あとは宿の予約を完了させて天候を祈るばかりだ。
せっかくの九州、雨でももちろん走るが、やはり阿蘇の絶景は晴天で眺めたい。
10月、フェリー2泊、現地1泊の3泊4日九州ツーリング。今から楽しみである。また帰ってきたら記事にしたいと思う。