安いけどオススメ!バイク用の格安インカムを実際に使ってみた感想と評価【LEXIN LX-B4FM】

ライダーはなにかと金がかかる。次から次へと欲しいものが出てくる。ギアやウェア、カスタムパーツ、さらには増車したい!と常に考えているライダーも少なくは無いだろう。
他人のバイクを見ては、「あ!あのパーツ欲しい!」とか、「あのバイクかっちょええ〜」とか、僕を含め庶民ライダーからすると夢だけがどんどん膨らみ、現実は全くついてこないのだ。

さて、今回はそんな沢山のライダー欲しい物リストの中から「インカム」について取り上げたいと思う。

僕がバイクに乗り始めた頃にはインカムで自由に会話が出来るなんて想像も出来なかったが、現代のツーリングをするライダーにとっては「インカム」を持っていることがもはやデフォルトとなっている。

しかし!デフォルトではあるが、これがそう単純な話ではない。そう、とにかく「高い」のだ。

ISOSHU

ヘルメットもう一個買えちゃうよ・・・

まあ、高いと言っても有名メーカーのものが高いだけであって、実際には謎メーカーの格安インカムも多数売られている。

今回は、その「格安インカム」について検証していきたい。

目次

有名どころのインカムの価格

まず、ライダーなら誰もが知っているであろう、持っていると羨望の眼差しが飛んでくる有名メーカーのインカム価格について見ていきたい。が、本題は「格安インカム」なので、さっと駆け足で紹介したい。
(早く格安インカムについて知りたい方は、読み飛ばしてもらって結構です)

B+COM(ビーコム)

言わずと知れた有名なインカムで、僕の肌感覚だと一番使用率が高いインカムではないかと思っている。

現在(2023年7月)だと、公式サイトを見ると3機種が出てきたので、今回はそちらを比較していきたい。

「B+COM PLAY」12,980円(税込)

「B+COM ONE」34,980円(税込)

「B+COM SB6XR」シングル44,000円(税込)・ペア85,800円(税込)

こんな感じだが、一番安い「B+COM PLAY」12,980円(税込)他人と接続できないので、ツーリングで使用したい方は購入しないように注意が必要だ。

「B+COM ONE」「B+COM SB6XR」の差は、金額にして約1万円だが、同時接続台数は同じ6台。他の大きな違いと言えばバッテリーの持ち時間が通話時に「B+COM SB6XR」の方が2時間長いぐらい。

あとは、「B+COM SB6XR」の方が若干サイズが大きくなり重量も重くなる。めちゃくちゃ細かい性能の差はあるみたいだが、僕的には安い方の「B+COM ONE」で十分だと思う。

SENA

こちらも有名なメーカーで、韓国のメーカーだそう。

SENAには、ややこしいぐらいの機種があり、説明していると別記事が必要になるぐらいなので、こちらもサッと主要な機種を紹介したいと思う。

「SENA 3S PLUS」12,760円

「SENA 20S EVO」37,840円

「SENA 50R」48,840円(税込)

これも一番安い「SENA 3S PLUS」はツーリングで役に立たないと言っていい。

買うのであれば、上位モデルになるが、これにしてもB+COMと同じで、ハイエンドモデルを買う必要はあまり無いのかな、と個人的には思う。

格安インカム

お待たせしました。ここからは、お待ちかねの「格安インカム」について紹介していきます。

ただし、今回は実際に使ってみた感想を書きたかったので、僕が購入したものだけを紹介します。

LEXIN LX-B4FM

僕が購入した格安インカムが「LEXIN LX-B4FM」というもの。なぜ僕がこれに決めたのか、というと友人のライダー仲間が持っていたから。

※ちなみにLEXINと書いて「レシン」と読むそうで、発音からすると中国メーカーだと推測している。(知らんけど)

ただ、購入を決めたのは単純な理由だったが、その性能には価格と反比例して驚かされた。

Amazonで販売されているが、セールなどの時期によって価格は違うが、僕が購入した時は11,400円ほど。タイムセールなどで9,000円台で売られている時もあるので、狙える人は狙って見て欲しい。

先に紹介した「B+COM」や「SENA」のエントリーモデルと金額はさほど変わらないが、機能面においては「LEXIN LX-B4FM」の方が段違いに優れている。

さて、肝心な機能についてだがLEXIN公式サイトによると・・・

  • 10人接続、8人同時通話
  • 10人で最大1600mまで通信が可能
  • 日本語音声案内対応
  • Bluetooth5.0
  • フル充電まで3時間
  • 最大待機可能時間は350時間、連続通話可能時間は15時間
  • 本体をブラケットから着脱可能
  • ジェットヘル用のアームマイク付属
  • 防水性能はIP67を達成。1日中シャワーを浴びせても問題なし
  • -20℃の環境でも問題なく作動
  • 他社インカムとも接続可能
  • FMラジオ接続可能

とまあ、列挙するとキリがないぐらいの、これでもかという多機能ぶりだ。

キット付属の内容はこんな感じ⇩で、普通に購入すれば全てついてくるので問題なく使用することができる。

公式サイトより http://lexinjapan.com/products/b4fm/

機能については、すべて説明していても長くなるだけなので、主要なところを抜粋して説明していきたい。

10人接続、8人同時通話

これについては、実は「不明」である。LEXIN公式サイトには、「10人接続8人同時通話」との記載があるが、Amazonなどには4人同時通話と書かれていたり、他の購入者のブログなんかにも4人とか記載されている。

なので、ちょっと信用できない数字ではあるので、購入する際は自己責任でお願いしたい。

実際に僕も4人までしか接続したことがないので、もし機会があれば試して追記していくことにする。ただ、同じLEXIN B4FMでも旧型タイプの人と接続したり、3人や4人と接続するのは取説だけでは少し難しかったりする。そんな時はYouTubeで検索すると色んな人が丁寧に解説してくれているので参考にするといい。

追記:2024年8月25日
各インカムの電源ボタンを8秒以上長押しすると、赤点滅が3回ほど光り、5人以上接続モードに入る。そうすると5人までは問題なく接続できたが、少しノイズがあるので気になる人はグループLINEなどで通話した方が良いかもしれない。ただ、電波の繋がりにくい山間部などではグループLINEは切れてしまうので、そういうルートを走る場合はインカムのBluetoothで接続するのをおすすめしたい。

最大待機可能時間は350時間、連続通話可能時間は15時間

これも実際に時間を計測したわけではないが、1日中接続していてもバッテリーが無くなることはなかったので、ある程度信頼できる数字だと思う。

一人で音楽を聴くだけなら2〜3日充電しなくても、問題なく聴くことができた。

本体をブラケットから着脱可能

インカムをヘルメットに装着する際に、ブラケットを使用するのだが、インカム本体とブラケットは取り外しができるので、充電する際にヘルメットごと充電器に繋がなくても良いので便利だ。

また、ツーリング時のランチなどでバイクのヘルメットホルダーにヘルメットを付けっぱなしで離れる際にも、インカムだけ取り外しできるので盗難される心配もない。

ブラケットから外した状態。 右のケーブルはマイクとスピーカーに繋がっている

防水性能はIP67を達成。1日中シャワーを浴びせても問題なし

これについても、実際に1日中シャワーを浴びるようなバカな真似はしてないので、実際のところは分からないが、多少の雨でも問題なく使用はできた。

大雨などになると分からないが、これは信用するしかないし、ここまで言い切ってくれるならむしろ安心だ。

LEXIN LX-B4FMペアリング方法や取り扱いについてはこちらを参照すれば簡単
(PDFなのでダウンロードしてスマホに保存しておくと便利)
https://www.lexinmotorcycle.com/media/usermanual/LX-B4FMJapanese.pdf

格安インカム「LEXIN LX-B4FM」を使ってみた感想とまとめ

LEXIN LX-B4FMを実際に購入してから、バイクに乗る際は常にインカムをつけている。一人で走ることの方が多いが、そんな時は音楽を聴いていて、さすがに重低音がズンズンとまではいかないが、問題なく音楽は聞こえてくるので快適なライディングを楽しんでいる。

マイクやスピーカーの取り付けはヘルメット内部のスポンジを外して・・・と少し面倒だが、それはどのインカムでも同じなので仕方がない。本体をヘルメットに装着するのは実に簡単だった。専用のブラケットを取り付けるだけなので。

他のライダーとの通話にしても、何を喋っているかは問題なく聞こえるので役割としては充分に果たしていると言えるだろう。Bluetooth特有のものなのか分からないが、車が多いところを走るとたまにノイズが入ることもある。

結論としては、比較的安価で多機能のLEXIN LX-B4FMに僕は今のところ満足している。買い替えるつもりもない。

もし、インカムの購入を検討しているけど、あまり予算をかけたくないという人がいるなら、僕は間違いなくこのLEXIN LX-B4FMをオススメするだろう。

ISOSHU

安くても使えるコスパ最強だ〜!

事故から身を守るために最低限の装備は揃えておきたいけど見た目が・・・という方にオススメのインナープロテクターをこちらの記事で紹介しています。

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この記事を書いた人

本メディアの運営者。久しぶりにバイクに乗るために、古物商許可を取得しバイクオークションを始める。兵庫県在住、猫2匹と暮らすリターンライダー。愛車はCB400SF NC31 Version-S→CBR954RR(現在)
バイカーの皆様にとって楽しく役に立つメディアを目指し現在奮闘中。

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