大型二輪免許をまだ取らない理由

ISOSHU編集長が大型二輪免許について語った。49歳の今年(2023年)に大型二輪免許を取ったそう。

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中型バイク(400㏄以下)に感じた限界と、大型バイクへの憧れを語っていて、それは中免ライダーの私もまったく同感できた。

しかも私もほぼ同年代の53歳だから「俺も大型二輪免許を取りたい」と思わない日はない。

それでも教習所に行かない理由を紹介したい。

※アイキャッチ画像:HONDA公式サイトより

目次

理由1:大型バイクが欲しくなるに決まっているから

(日本銀行公式サイトから)
アサオカミツヒサ

新車へのこだわりは40代後半から生まれた。「無理しなくていいや。新車で買えるバイクが身の丈に合っているバイクだ」と思えたからだ。

もし私がリッチなら、もうすでに大型二輪免許を取っていただろうし大型バイクも持っていただろう。しかし私は、限られた予算内でバイクの趣味を実行する小遣いライダーである。

ただ、大型二輪免許の教習所の費用は十数万円で、それくらいなら小遣いで十分まかなえる。それでも教習所に行かないのは、大型二輪免許を取ったら大型バイクが欲しくなるに決まっているからだ。

初めての大型バイクなら新車で欲しい。そうなれば軽く200万円コースとなり、それは今は無理。

理由2:SR400をどうしても手離せない

(ヤマハ公式サイトから)

小遣いライダーでは2台持ちは不可能だ。したがって大型バイクを購入するなら、今保有しているSR400を下取りに出さなければならない。

このレジェンド・バイクを手離すことは簡単ではない。

SR400は新車で買った。だからこのまま保有し続ければ、自分の手でクラシック・バイクにすることができる。このチャンスは、大型バイクを持つことと同じくらい魅力的だ。

SR400欲と大型バイク欲は拮抗しているが、それでも少しSR400欲のほうが強い。だから今は大型バイクを保有することはできない。だから教習所に行けない。

理由3:老体の状態で教官の指導を受けたい

これはISOSHU編集長もいっていたことだが、大型二輪免許の教習は安全運転の勉強に最適だ。

私が中免を取ったのは高校2年のとき。それ以来、プロの指導者からバイクの乗り方を習ったことはない。だから、次に教習所に行ったら、教官からしっかりバイクの運転を習いたい。それで安全意識も高めたい。

教官からの指導は、大型バイクを買う直前に受けたいと思っている。そうすれば、安全意識が新鮮な状態で大型バイクに乗ることができる。

私が大型バイクを買う予算を確保するのに数年はかかるだろう。つまり60歳前後になっている。その老体で教習所に通えば、教官に「この人この年齢で初めて大型バイクに乗る気なのか。しっかり教えなきゃ」と思ってもらえるのではないか。60歳前後で大型バイクにデビューするなら、それくらいのシゴキに耐えないといけないと思う。

理由4:バイクを選べない

(ドカティ公式サイトから)

ISOSHU編集長は、大型二輪免許を取ったもののまだCB400SFに乗っている。それは大型バイクを選びきれないからだそうだ。

これもまったく同感。

大型バイクになると急にジャンルも車種も増えて、それにともなって魅力的なバイクが増えて選びようがなくなる。ISOSHU編集長はCB1300、H2、パニガーレV4などを憧れのバイクに挙げているが、100%わかる。その3台はものすごく魅力的だ。

私はこの3台のほかに、CB1000RとスポーツスターS、R-1もターゲットに入っている。

仮に今300万円が降って湧いてきても、選べないから大型バイクを持てないと思う。

1台に絞り切れていない今、急いで大型二輪免許を取る必要がないわけだ。

まとめ~取ることは取る

大型二輪免許は、取ることは取る。でも今じゃないし、来年でもなさそう。

大型バイクも、買うことは買う。でももっと先になりそう。

この気持ちは仕事のモチベーションになる。「しっかりカネを貯めて堂々と好きなバイクにまたがるぞ」と思いながら労働に励むのである。

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この記事を書いた人

●著者紹介:アサオカミツヒサ。バイクを駆って取材をするフリーライター、つまりライダーライター。office Howardsend代表。1970年、神奈川で生まれて今はツーリング天国の北海道にいる。
●イラストレーター紹介:POROporoporoさん。アサオカの親友。

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