ライダーの皆様、愛車のバイクはどのように保管していますか?
一軒家にお住まいで、ガレージがあって、そこにバイクを保管している方もいることでしょう。また都市部にお住まいの方には、マンション・アパートに駐輪スペースが無いところも多いため、別にバイク用駐車場を借りている方もいるのではないでしょうか。
筆者が京都市内に住んでいた頃、マンションにはバイク置き場はなく、自宅から9キロ離れたバイク駐輪場にバイクを停めていました。電車もしくは車に乗ってバイクを取りに行くのは、正直億劫だと感じていました。
2年前に熊本に移ってきたのですが、運よく1階が車庫・2~3階が居住スペースという間取りのガレージハウスを契約することができました。最初は、住んでいる場所の下にバイクが置いてあることが嬉しく堪らなかったですね。地方の方からしたら当たり前かもしれませんが、都心のバイク乗りにとって、バイクの近くで暮らすのは夢や憧れなのです。
そんなライダーの夢をスタイリッシュに叶えてくれるのが、全国展開しているデイトナハウス。熊本にもGLB大津というデイトナがプロデュースするガレージハウスがあるのですが、人気で満室になっていました。そして2024年、熊本で二棟目となるデイトナハウス「GLB大津Ⅱ」が完成しました。
ということで、今回は前半「ガレージハウスのお話」、後半は「熊本のデイトナハウス視察」について書いていきたいと思います。
ガレージハウスとは?
ガレージハウスとは、同じ建物のなかに車庫と居住スペースがある住宅で、ビルトインガレージとも呼ばれています。ガレージハウスには一戸建てタイプと長屋タイプとがあり、一般的に賃貸物件は長屋タイプが大半を占めるでしょう。特に都心部など地価が高いところに関しては、1階をガレージにして2階を居住スペースにしたガレージハウスになる場合が多いです。
特徴としては1階のガレージ部分はシャッターで開閉できる作りとなっていて、そこから2階の住居部分へ階段で上がるようになっています。間取りの特徴は多くの物件で1人暮らし用に作られているため、1LDKや1DKが多く、こういった間取りの場合、建物は2階建てが主流です。
しかしなかにはファミリー世帯用の物件もあり、このケースでは1階のガレージ部分も車が2台や車+バイクを駐車できるスペースがあり、間取りも2LDKや3LDKと広くなります。
ただこういった物件は車・バイク好きの方をターゲットにしているため、どちらかと言えば居住スペースよりもガレージ空間に重きを置いて設計されています。そのため一般的な賃貸物件とくらべ、住みやすさや居住空間の快適さの面は犠牲となっている点があるのは仕方がありません。
ガレージハウスと聞くと、車やバイクを所有している方だけが利用すると思いがちですが、ガレージを趣味のスペースとして使う方も多く、またお店や事務所として使用することもできます。
ガレージハウスのメリットとデメリット(賃貸の場合)
ガレージハウスに住む場合のメリットとしてまず挙げられるのが、「防犯性の高さ」で、シャッターで入り口を閉じられるため、愛車を盗難から守ることができます。
他のメリットは雨風の影響を受けないといった点で、カーポートなどの屋根付き駐車場に比べても、圧倒的に愛車へのダメージは少ないでしょう。
そしてバイク乗りが感じる最大のメリットが、愛車と共に生活できることです。バイクを磨いたり、メンテナンスしたり、いつでも自由に愛車と触れ合うことができます。また、愛車を眺めながら友人とお酒を片手に、バイク談義することも可能です。そんな素晴らしい体験ができるのが、ガレージハウスなのです。
逆にデメリットとしては、同じエリアでの賃貸相場とくらべ、家賃が高めに設定されている点がまず挙げられます。これは1階の開口部を広く取らなければいけないため、耐震性などの強度を確保するうえで鉄骨や鉄筋コンクリートなどの構造となり、コストがかかるためです。
また他のデメリットとしては、階段がある生活を強いられる点で、1階のガレージから2階にある居住スペースには階段を使って上り下りしなければいけません。そして物件数そのものがまだまだ少ないのもデメリットと言え、希望のエリアにガレージハウスがないことも多く、仮に見つかったとしても空きがないこともあります。
デイトナハウス(DAYTONA HOUSE)とは?
これまで様々な住宅やガレージの特集をしてきた雑誌「デイトナ」が、建築プロデュース会社「LDK」とタッグを組み、本物の住宅をプロデュースしたのが、デイトナハウスです。
まずデイトナハウスを構成しているのは、LGSパネルの存在。“柱”と“梁”を使って軸組を作っていく一般的な建築とは違って、デイトナハウスはこのLGS パネルを連結することで住宅、ガレージ、別荘、店舗、マンションなどの様々な建築を可能としています。部材はすべて同じですから、精度の監理がしやすく、ローコスト&スピーディに生産することができますし、パネル枚数で建物の姿や規模なども連想しやすいのもメリットです。それに加えて見た目がスタイリッシュで、天井や壁を自由にカスタマイズできる利点もあります。
男性の憧れ、バイカーの憧れである世田谷ベースを具現化したようなデイトナハウス。私も車1台・バイクを3台持っているので、熊本のデイトナハウスはずっと気になっていました。そして2024年に熊本で二棟目のデイトナハウスが完成。続いては、熊本にできたばかりのデイトナハウスについて迫っていきたいと思います。
熊本のデイトナハウス(GLB大津Ⅱ)の視察
熊本のデイトナハウスの施工管理をしているのは株式会社ロフトコーポレーション。この会社は、熊本県内でガレージハウスや不動産売買を行なっています。一昨年、HSR九州サーキットイベントでご担当の方とお会いして以来、ガレージ物件に関する色々なインフォメーションを頂いています。そして2024年1月、熊本に二棟目のデイトナハウスができたということで、完成見学会をご案内頂きました。
GLB大津Ⅱのロケーションは、東バイパス(国道57号)沿いのミルクロード入り口近くにあります。少し走ると大観峰や瀬の本高原にすぐアクセスできるので、ライダーにとっては最高のロケーションです。ちょっと入口の傾斜が急でしたが、GLB大津Ⅱに到着。外観はこんな感じです。
やはりデイトナハウスの外観はスタイリッシュでお洒落です。GLB大津Ⅱは全部で6戸で、全てシャッター付きです。部屋の前にも十分な駐車スペースが確保されているため、来客の駐車も可能。1階ガレージの寸法はどの部屋も共通で、奥行きは7412mm・幅は4682mm。シャッターの開口部は3300mmあるので、大きな外車も余裕で駐車できます。1階ガレージ奥に螺旋階段がありますが、バイク3台・車1台でも十分なスペースですね。我が家のガレージにはシャッターがないので、この作りは本当に羨ましかったです。
下の写真のようにフラッグを貼ったり、ヘルメット・革ジャンやメンテナンス工具を飾ったり、本当に色々楽しめそうなガレージでした。
2階はキッチン・トイレ・お風呂があります。そして奥はリビングで、上部が吹き抜けになっています。天井も東側も開けているため、かなり開放的な空間です。1階ガレージと同じ面積なので、2階も広く34平米あります。そして2階の奥から階段を登ると、ロフトスペース。但し天井も低いため、寝る&物置としての使用に限られます。
ロフトは物置として考えるため、この物件の専有面請は、1階34.73平米+2階34.73平米の合計69.46平米。一人暮らしをするなら十分な広さかもしれません。こんなオシャレで、バイクと車と一緒に暮らせる素晴らしい物件は、中々無いでしょうね。下記に間取り図を貼っておきます。
まとめ:ガレージのある暮らし
ということで、今回は「ガレージハウスのお話」と「熊本のデイトナハウス視察」をレポートさせて頂きました。
これを見て、ガレージハウスに住みたくなった方もいらっしゃるのでは無いでしょうか。この物件はまだ空きがあるようなので、ご興味がある方は株式会社ロフトコーポレーションまでお問い合わせ下さい。
私も熊本GLBⅡに住みたいのですが、現在入居しているガレージハウス(2LDK)に比べて家賃が高いこと、そして居住スーペースが狭いことから、今回は断念しようと思います。もっとお仕事を増やしてお金に余裕ができたら住んでみたい、素晴らしいガレージハウスでした。
また、デイトナハウス+LDKは戸建て物件やガレージにも応用できるので、気になる方がいれば是非そちらの方も検討してみて下さい。やっぱりガレージのある暮らしは最高ですね。ここまでご購読ありがとうございました。