クロスカブで行く、はじめてのバイクキャンプ

こんにちは。皆さんは、バイクでキャンプに行かれたことありますか?

近年のキャンプブームもあり、バイクキャンプも盛り上がってきましたね。アウトドアと言う点では、バイクとキャンプの親和性は高そうですが、道具の準備も色々大変そうだし、テントやシュラフ等の荷物をどう積載するか?などなどちょっと敷居も高そうですね。

かくいうライダー歴40年以上の私もバイクキャンプの経験はありません。野宿の経験はありますが、笑。
そこで私も挑戦してみましたので、その模様を準備から実際にキャンプに行くまでレポートいたします。今後の皆さんのバイクキャンプの参考になれば幸いです!それではスタート。

目次

バイクの紹介

今回使用したバイクは、私の愛車、ホンダクロスカブ110です。

著者のクロスカブ110

  原付2種モデルですから、日々の移動から近場のツーリングまで幅広く使えるのが特徴ですね。これまでたくさんのバイクを乗り継いできましたが、カブと名のつくバイクはこれが初めてです。世界中で評価されている(累計台数1億台以上)カブですから、きっと良い相棒になってくれるでしょう。
また、カブでキャンプに行ければ、今後、排気量の大きいバイクや自家用車でキャンプに行く時でも準備が安心できますよね。

そんなカブですが、やはりキャンプに行くとなると荷物の積載について色々考えないといけません。もともと購入した時に、写真のように汎用のアルミボックスを加工してリアキャリアに固定して使っていましたが、さすがにこれだけではキャンプ用品を積めないだろうと思いました。

積載性の向上

そこでまずはどうやって積載性を向上させるかを考えました。ポイントは大きく3点です。

  • フロントのヘッドライト部をキャリアとして使えるように改造する。
  • リアキャリアの積載性を大幅に向上させる。
  • リアキャリアの左右に振り分けバッグを追加する。です。

幸いクロスカブ系のオプションパーツは多くの種類が市販されています。どれをチョイスするかも楽しみですね。私が選んだものをご紹介します。

①フロント廻り

スペシャルパーツ武川さんのフロントキャリアキットです。座面も大きく、またバインダー機能も付属しているのが特徴です。

スペシャルパーツ武川さんのフロントキャリア

 

②リアキャリアの積載性

イトーKTさんのスライディンキャリアを装着しました。

写真のようにリアキャリアが後ろ側にスランディングすることで収納面積を大幅に向上させることができます。目から鱗のアイデア商品ですね。

イトーKTさんのスライディングキャリア

  

イトーKTスライドキャリア | All Cub Slide Carrier (itokt.co.jp)

③リアキャリアの左右振り分け

タナックスさんのサイドバッグ MOTOFIZZツアーシェルケース2を装着しました。左右合わせて大容量40リッターが確保でき頼もしいバッグです。

タナックスさんのサイドバッグ

 

これで基本積載スペース、容量な万全?のはずです。

選んだキャンプ用品

次に、キャンプに必要な道具の準備ですね。最近はアウトドア専門店、ネットやホームセンターでも色々取り扱っています。キャンプの楽しみ一つが道具を揃えることですね。新しく買った道具は早く使ってみたくなりますので楽しみが増加します。今回は初めてなので、出来る限り必要最小限からスタートすることにしました。主に準備したのは、

  • テント、シュラフ、ベッド、テーブル、椅子、ランタンなどの居住関連道具
  • ガスコンロ、保冷バッグ、調理用品などの食事関連道具

主なものを紹介いたします。
テントはDODさんのライダーズバイクインテントを選びました。ライダー用ということで、寝室、バイク収納スペース、リビングスペースがあり2名まで利用できます。
その他の椅子、ベッド、テーブル等もデザインの統一性を考えてDODさんの商品で揃えてみました。

DODさんのライダーズバイクインテント

 

ガスコンロは、イワタニさんのカセットフー“タフまるJr”です。キャンプ用のストーブは従来から専用のデザイン性に優れたものも数多いですが、無精な私には家庭用のカセットコンロが使えるのがポイントになりました、笑。アウトドアで使うのを前提に風にも強い構造となっているようです。

イワタニさんのカセットフー“タフまるJr”

カセットフー“タフまるJr.” | 岩谷産業 (iwatani.co.jp)

最後に保冷バッグです。ロゴス氷点下クーラーにしました。積載を考えてソフトタイプのクーラーにしましたが、ハード並みの保冷能力が頼もしい限りです。

ロゴスさんのハイパー氷点下クーラー

ハイパー氷点下クーラーXL|ギア|保冷グッズ|ハイパー氷点下クーラー|製品情報|ロゴスショップ公式オンライン (logos.ne.jp)

試行錯誤の掲載方法

写真は積載品の一式です。食料品、飲料品、衣類などは含まれていません。

キャンプ用品一式

さてどうやってバランス良く積載できるか?搭載方法は試行錯誤を重ねました。
原付2種は、本来二人乗りを考慮したつくりになっているので重量的には問題ないはず。但し、荷物の重心位置や前後のバランスなどで操縦安定性に影響するかも知れません。

色々積んでみては、駐車の安定性を確認したり、まずは狭いところUターンしてみて安定性を確認したり。辿り着いたのが写真のような積載方法です。

辿り着いた積載方法

 

ポイントは、重いテントをフロントキャリアに積んだことでした。

当初は、テントを含めて基本的にはリアキャリア近傍に積載してみましたが、やはり前後バランスも重要でこの形に落ち着きました。前後バランスはサイドスタンドでの駐車性能にも大きく影響し、その後何度か試走を重ねて問題ないことが確認できました。
ベッド、椅子、テーブル等はシートとアルミボックスの間に、食料品等は保冷バッグに、コンロなど食事関連道具はアルミケースに、シュラフや衣類等は左側の振り分けバッグに、グランドシートやカッパなど汚れそうなものは右側の振り分けバッグに収納しました。
二輪で走るバイクには、絶対的な重量もありますが、重心位置や前後バランス、全体としてもマスの集中等、あらためて考える良い経験になりました。

智光山公園でのお試しバイクキャンプ

さて準備の整ったところでお試しキャンプです。場所は自宅のある埼玉県川越市のお隣の狭山市にある智光山公園キャンプ場です。

天気も気になったので、その日の朝天気を見て予約しました。心配は、最終的にフル積載したときの取扱い性、操縦安定性です。当日購入する食料品に加えて、特にビールなどの水ものは重量が増えます。しかし結果的には安定性も問題なし。さすが世界のカブ、そのタフさをあらためて見直しました。

お昼頃に到着して、ゆっくり設営して夕方から早くもディナータイム。食事に手間をかけたくなかったので、今回は近くのコンビニで調達しました。
唯一の誤算だったのは、翌朝のカラスの攻撃、泣。食料品は袋に入れて直接見えないようにしていても、頭の良いカラスは攻撃するみたいです。皆さんもご用心を!

智光山公園キャンプ場での設営状況

野外活動広場 キャンプ場 | 智光山公園 | 公益財団法人埼玉県公園緑地協会 (parks.or.jp)

さあバイクキャンプ本番

本番バイクキャンプ場は、埼玉県比企郡ときがわ町(住所非公開)にある SOLO CAMP PIENI KUPPIというところです。「ぼっち」を楽しむ!をコンセプトに、農家の裏庭にあるソロ / 1組限定の小さな小さなキャンプサイトです。私の知人が運営しています。
近くに昭和レトロな玉川温泉もあり、川越からでも1時間強で到着できます。今回は2回目ということで安心してバイクキャンプすることができました。

 

SOLO CAMP PIENI KUPPI

HPはコチラ https://sites.google.com/view/solocamp-pienikuppi/home

初バイクキャンプにご満悦の筆者

 

私のバイクキャンプはこのようにスタートしました。これからバイクキャンプの楽しみ方をドンドン拡大させて行きたいと思います。

もっと遠くへ行く、道中を楽しむ、途中で地元の食材を買って料理をする、新しい道具を買う/使う、焚火を楽しむ/コーヒーを豆から挽いて楽しむ、楽しみかたは無限ですね。
次回を計画するのが楽しい今日この頃です。

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この記事を書いた人

1960年生、山口県宇部市出身。元メーカーの開発エンジニア。 現在は、カーボンニュートラル燃料の普及を研究中。

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