バイクを買う前にヘルメットを買う

何事もカタチから入る人がある一定数いると思うが、まさに僕がそれだ。
今回僕が、カタチから入ることに決めたジャンルはバイク。

カタチから入ることを、なんとなく悪い意味で使う人もいるが、僕はこの「カタチから入る」ことは非常に重要だと思っている。
これについて語るとまた別の記事ができるぐらいになってしまうので、今回は端的に述べるが、カタチから入ることが重要な理由のひとつが、「テンションの上がり具合が別次元」ということだ。

ISOSHU

カタチから至上主義です!

何かを始めたい、新しいことに挑戦したい、そして続けたい、と思っていることなら、カタチから入ることでテンションが上がっている方が楽しいし長続きすると思っている。
妥協して買った適当なギア、ダサい(気に入ってない)ウェア、それだと、いざ行動する時に戸惑いというか「やるぞ!」みたいな活力が湧いてこない。


自分が選んだお気に入りのギアとウェアで揃えることで、それを使っている自分を想像して楽しくなる。それだけで、そのジャンルの上級者には遠く及ばなくても、カタチだけでもテンションが上がって楽しい。
まずは、そのジャンルを楽しんでる自分を好きになることから始めるのが、長く楽しむコツなのではないかと考えているし、そのうちそのジャンルの知識や技術だって楽しいから自然と覚えるし身につくと思う。

さて、そろそろ本題に入ろうと思う。
僕が今回バイクというジャンルにおいてカタチから入る最初のアイテムに決めたのが「ヘルメット」だ。

ただ、未だバイクは所有していない。

ISOSHU

早く買えよ!


バイクに再び乗るぞ!と決意してからもう約3ヶ月が過ぎようとしている。(2023年5月27日時点で)
「早く買えよ!」という声も聞こえてきそうだが、理由はこちらの記事を見てもらえれば理解していただけると思う。

あわせて読みたい
vol.1 バイクを安く買うためにオークションで取引することにしてみた こんにちは! 約25年もバイクに乗っていないと、今どきのバイクの相場がまったくわからない。そこで、ネットを使って色々と調べているうちに、中古バイクの相場がめちゃ...

約25年ぶりにバイクに乗ろうと決めて、着々と購入の準備を進めているところだ。

目次

ヘルメットを買いに行く

先日、未だバイクを購入してない僕は、最初のカタチとしてヘルメットを買いに行った。
僕は家から一番近い「2りんかん某店」へ向かった。店内に入るとこれでもかと言わんばかりに目の前にヘルメットコーナーが現れる。各メーカーのヘルメットや安売りのヘルメットなどが所狭しと並べられている。

なんせ僕は約25年ぶりぐらいにバイクに乗るんだから、今のヘルメット事情なんて全く分からないし、バイクに乗っていた当時に使っていたヘルメットは友人から譲ってもらったものだったので、ヘルメットを新品で購入した経験が全くない。(一応SHOEIだった)
だから、何を基準にヘルメットを選べばいいのか、サイズとかどうやって合わすのか、なんてことが全然わからない。
SHOEIとAraiという有名なメーカーは知っていたので、どちらかかな〜なんてぼんやり考えながら商品を見ていても、まあ、よくわからない。。。

さらに言うと、僕は頭がデカイ。帽子が好きで色々と持っているし、よくかぶっているが、頭がデカイせいで中々自分に合うサイズの帽子を見つけることができない。
あ、かっこいい帽子やん!と思っても気軽に買えない。実際にかぶってみてサイズを確かめないと買えないので、ネットなんかでオシャレな帽子を見つけてもポチることなんてできない。

だからヘルメットを選ぶにも、僕のこのデカイ頭に合うサイズはあるのか・・・と不安になってしまう。

どうしようか、、、と悩んでいた時に「無料フィッティング」というポップが目に入ってきた。おお!これはもう、フィッティングしてもらうしかないやん!ということで、近くにいる店員さんに声をかける。

ISOSHU

すいません!フィッティングってしてもらえるんですか?

店員さん

はい!できますけど、フィッティングはOGKしかやってないんですよ〜。SHOEIとかでしたら大阪の方でやってる店舗はあるんですが・・・


おいおいマジかと。別にOGKを嫌がっている訳ではないが、なんとなく心の中でSHOEIかな〜と決めていた僕は、このままでは引き下がれない。

ISOSHU

めっちゃ久しぶりにバイクに乗ろうと思ってヘルメット探してるんですが、ここにあるのって自由にかぶってみていいんですか?

店員さん

はい、もちろんご自由にどうぞ〜。試着用の白い布かぶってもらったら大丈夫です〜

ISOSHU

あ、分かりました・・・アリガトウゴザイマス


・・・で会話は終わってしまった。

サービスの質

う〜ん、これ、どう思いますか?なんかモヤモヤしませんか?


失礼な言動も無いし、普通のやり取りと言えばそうなんだけど、僕が何を言いたいのかと言うと「サービスの質」だ。

結論から言うとこのお店は、その日のヘルメット1個分の売り上げと、一人の顧客がこの先使うであろう売り上げを、そして信頼を逃してしまったのだ。
器が狭いと言われてしまえばそれまでだが、おそらく僕はこの店には2度と行くことはない。(今のところそう思っている)

こんな時、あなたが店員さんならどうしますか?
サービスに正解なんてないかもしれないが、僕が望んでいたのは、ヘルメット選びに関するアドバイスで、久しぶりにバイクに乗ると言っている僕と一緒に、最適なヘルメットを探そうとしてくれる「気持ち」だ。

「久しぶりにバイクに乗ろうと思って・・・」と言う僕の言葉を聞き逃さない鋭い店員さんなら、チャーンス!!ぐらいに思うだろう。
この人は今、バイク用品を何も持っていない。だってヘルメットすら無いんだから。もしかしたら当店で他のバイク用品などこれから揃えてくれるかもしれない。常連になってもらえるチャンスだー!と。

断っておくが、クレームだとか文句を言いたいわけではない。実際に僕はその後すぐ、何も言わずに何も買わずに店を出たから。


僕は「お客様は神様」なんて全く思っていない。自分がサービスを提供する側でもされる側でも同じくそう思う。
店員さんとお客は対等な関係で良いと思っている。だから、「おいおい、俺のヘルメット選べよ!」なんて上から言うことも当然あり得ない。

ただ、この店員さん、残念だなあ〜、と。思ってしまったのだ。

諦めずに買いに行く

そのお店をでた僕は、ネットで探して近くの「バイクワールド」へ向かった。車で約15分ぐらい。

店内に入るとバイク王が併設されていて、中古バイクがドン!!と待ち構えている。これには思わずテンションが上がる。

そして、そこでも同じように店員さんに声をかけた。
対応が全く違う。

店員さん

どんなバイクに乗る予定ですか?
どんなカタチをお探しですか?

とか、ヘルメットを選ぶ上での情報を色々と僕に質問してくれる。
そしてその店は、事前に調べた通りSHOEIのフィッティングもしてくれるから尚更うれしい。
「このヘルメットはココがこんなにすごい、けどあっちはこの機能が無い。」とか色々と説明してくれる。

単純な僕は、すっかりその気になってフィッティングもしてもらい、大満足でSHOEIのヘルメットを気持ちよく購入することができた。

フィッティングしてもらうと、頭の大きさ自体はLサイズで大丈夫みたいだが、頭の形状的に?XLの方がいいとのこと。なので、頭頂部など隙間ができた部分にスポンジを詰めてもらい、僕の頭のカタチぴったりにしていただいた。


そして、無事に「カタチ」から入ることの一つを達成した。

おそらく僕は、この先バイク用品を購入するなら家から少し遠くても、間違いなくこの店に行くと思う。


サービス(接客)ひとつでこんなにも差があるということを、自分にも置き換えて忘れずにいたい。
ヘルメット自体は、当初の予算を大幅に上回るものだったが、それでも購入した。人が何か購入したり契約したりする時の決め手となるモノは色々とあると思うけど、「サービスの質」というのも大きな要因の一つですね。

次のカタチは何にしようかな・・・

今回、僕が購入したヘルメットはこちら。
中からサンバイザーが出てくるところが気に入っている。他にも嬉しい機能が満載だ。

詳細は僕が書くよりも、公式サイトを確認してもらった方が断然分かりやすいと思うのでどうぞ。

https://www.shoei.com/products/helmet/fullface/gt-air_ii/

ISOSHU

では!またね〜

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!

この記事を書いた人

本メディアの運営者。久しぶりにバイクに乗るために、古物商許可を取得しバイクオークションを始める。兵庫県在住、猫2匹と暮らすリターンライダー。愛車はCB400SF NC31 Version-S→CBR954RR(現在)
バイカーの皆様にとって楽しく役に立つメディアを目指し現在奮闘中。

目次