いよいよ今日はCB400SFの車検。オークションで落札してから24日、やっとだ。
自分で持ち込むユーザー車検に行ってみたので、もし自分で車検を受けて「少しでも費用を節約して、その分バイクのカスタムにお金を使いたい!」という方は参考にしてみて欲しい。
しっかりと事前に準備をしなくても、ある程度の準備さえ出来ていればなんとかなる。(あくまでも自己責任でお願いしますね。)
今回は、車検切れのバイクを購入して、車検を受けてナンバーをもらう、いわゆる「新規登録」という流れです。
ぶっつけ本番でも大丈夫!
車検前に揃えておく書類
車検に行く前に、絶対に必要な書類だけは揃えないといけない。
大抵はバイクを購入すると、ある程度の必要な書類はもらえるが。
- 車検証(自動車検査証返納証明書)
- 譲渡証明書
- 自賠責保険証
- 住民票
まず、中古でバイクを購入すると車検証はもらえる。車検が切れている場合は、自動車検査証返納証明書をもらえる。
それに付随して、譲渡証明書ももらえる。
譲渡証明書には前所有者の下の欄に自分の名前と住所を記入しておく。
最近はデジタル化の影響なのか、印鑑無しでもいけるようだ。僕の場合、譲渡証明書に前所有者の印鑑は押してあったが自分の印鑑は無しでも通った。
そして、自賠責に入る必要があるのだが、事前にどこかで入るもよし、車検の日に陸運局やテスター屋さんで入るのでも良い。ただ、自走して行く場合は仮ナンバーを取得する必要があるため、仮ナンバー取得には自賠責が必要だ。
なのでオススメは当日の手続きを省くため、事前に自賠責は加入しておいた方がいい。
仮ナンバー(臨番)の取得
車検を受ける日が決まったら、仮ナンバーを取得する必要がある。
仮ナンバーが無いと、陸運局までバイク自走で行けないから気をつけて欲しい。
仮ナンバーは最大5日間なので、車検を受ける日を考慮して前日か前々日ぐらいに、市役所などに行き申請するともらえる。
仮ナンバーの取得方法については別記事に記載しているので、そちらを参考にしてください。
光軸調整
車検当日は、テスター屋さんにてライトの光軸調整をしてもらってから、車検を受ける。
事前にテスター屋さんでしてもらうのもアリだが、仮ナンバーの期間が限られていることなどを考えると、当日についでに済ませるのが楽でいい。
僕の受けた兵庫県の陸運局には、近くにテスター屋さんがあるので陸運局に行くついでに光軸調整をしてもらった。
少し光量が足りないみたいで、「2000〜3000回転ぐらいまで上げて受けてね〜」とアドバイスしてくれた。
大抵どこの都道府県でも陸運局の近くにあるはずなので事前に調べてから行って欲しい。
兵庫県だと、「神戸カーテスター」というテスター屋さんだ。陸運局の裏側にある。
僕の場合、費用は1000円だった。
ちなみにここでは、自賠責にも入れるしお願いすれば書類なんかも用意してくれるみたいだ。(ここで頼んどけばよかった・・・)
陸運局へ
光軸調整が終わったら、いざ陸運局へ。
陸運局に行く前には、予約をしてからいった方がいい。予約無しの飛び込みでも受付してくれとは思うのだが、予約をしておくと何かと便利だ。
ここからは、都道府県によって流れの違いがあるのかどうかは分からないが、兵庫県の流れで説明したいと思う。
まず、車検受付に行き、車検証にあるQRコードを専用の端末で読み込む。
そうするとOCRシートという書類がプリントアウトされる。
このOCRシートには、予約をしておくと予約時に入力したバイクの情報などが自動で記載されたものがプリントアウトされるので、その場で記入する必要がなくなる。
もしかしたら記入漏れがあったかもしれないが、少しぐらいの記入漏れは係の人が記入してくれるか、不備があれば呼び出されるのでその時に対応すればいい。
完璧な書類を準備してから行きたい!と思う人もいるだろうが、分からないことで悩むより現場で聞いた方がスムーズな場合もある。
分からなければ、その都度、陸運局の人に聞けば教えてくれる。(だいたい少し偉そうな感じで、タメ口で喋ってくるオヤジもいるが、車検をスムーズに通すためにもグッと我慢が必要)
次に、手数料の印紙を買いに行く。
僕の場合は2100円だった。(自動車検査登録印紙)
そのあと、重量税を払い、印紙を貼ってもらう。
これが5000円。
手数料や重量税はバイクの大きさなどで変わると思うが、さほど大差はないと思う。(ざっくりですみません)
その時に、自動車重量税納付書をもらったんだが、これは事前にもらって記入しておくとスムーズかもしれない。
僕の場合は分からなかったので、重量税を払う窓口でもらったが、どのみち後から名前とか住所とか記入しないといけなかった。
そして再び車検受付へ書類を提出する。(もしかしたら先に印紙を買っておけばスムーズだったのかもしれない)
ドキドキ検査レーン
書類のチェックが終わり返却されたら、バイクの検査レーンへ向かう。
この時バイクに乗って場内を移動するのだが、敷地内なのでノーヘルでもOKだ。
さて、ここからが、初めての人にはドキドキポイントだ。僕も今回の車検で一番緊張したポイントだった。
周りはバイク屋さんと思われる業者だらけ。当たり前だが手際がいい。
次に何をどうするのか分かっているから、サクサクと進む。
僕もそうしたのだが、初めてユーザー車検に行く人は書類を渡す時、係の人に「初めてなんでお願いします〜」と言っておけば、親切に教えてくれる。これは大事で、どんなに並んでいようが周りの目があろうが無視してカッコつけずに言った方がいい。
知ったかぶりをして間違えたりすると余計に時間がかかり迷惑になるので。
順番が来て書類を渡したら、まずは保安部品の検査。
ブレーキランプやウインカー、ホーンなどだ。
これは簡単で、言われるがままにすれば直ぐに終わる。
その次に、専用のレーンでバイクで乗り、前輪や後輪を回したりのテストをする。タイヤの下がグルグルと動き、ニュートラルに入れていると勝手にタイヤが回り出す。
足元のプレートを踏み、スピードメーターが40kmになったら足を離す。
まあ、これも言われるがままで、あっと言う間に終わる。なんのテストをしているのか分からないままに終わる。
とは言え、脅かす訳ではないが、免許取り立ての初心者はエンストとの格闘になるかもしれない。
少し進んでは止まって、また少しだけ進んでは止まって、ニュートラルに入れて進んでニュートラル、の繰り返しなのだ。
最後にライトの検査。
専用の機械の前でハイビームにしてると勝手に終わる。テスター屋さんで言われた通り、回転数を上げて挑む。
そして書類を受け取って、次は登録だ。
ナンバー登録
恐らくここが1番並ぶのではないだろうか。
検査が終わると本館へ戻り、登録の手続きをする。その前にバイク専用の市県民税?申告の窓口があるので、そこへ向かい書類に記入して提出。(言われるがままにしたので正確な書類の名称を覚えていない)
返却された書類を受け取ったら登録の窓口へ行き、書類を提出する。ここで時間がかかる。混み具合にもよると思うが、長ければ1時間ぐらいは待たないといけないかもしれない。
ここでも不備があれば呼び出されるので、さほど神経を尖らせなくてもなんとかなる。
検査も無事に通っているので、安心して待っていればいい。
ナンバープレートをゲット!
長い待ち時間との格闘の末、ようやく呼び出されて車検証が発行された。
それらの書類を持って、別館(兵庫県の場合)のナンバー引き換えの窓口に行く。
窓口で書類を渡すとすぐにナンバーをもらえた。当たり前だがピカピカでキレイだ。
ナンバーの発行手数料が、535円。
ようやくナンバーをゲットした。
あとは、早速ナンバーを付け替えて帰るもよし、仮ナンバーで帰宅してからゆっくりとナンバーを交換するもよし。
僕はドライバーを持参していたので、その場でナンバーを交換した。ちなみにドライバーはナンバー発行の窓口の横で貸し出しもしている。
なんとなくでも大丈夫だったユーザー車検
参考になっただろうか?
バイクのユーザー車検の受け方はネットを検索すればいくらでも出てくるし、今回の僕の記事は完全ガイド!みたいな感じではない。
ただ、僕ぐらい適当に準備して行ってもなんとかなるので、「ユーザー車検はちょっとハードルが・・・」なんて考えている人は気楽な気持ちで行ってみるのもアリかもしれない。
時間と手間はかかるが、経験にもなるし費用も安く済む。
実際に今回僕がかかった費用だが、
当日だけでいうと、8,635円だけ。
自賠責と仮ナンバー取得費用を合わせると、18,305円。
これをバイク屋さんなどに代行でお願いすると、40,000円〜60,000円ぐらいが相場らしい。
ほぼ半日潰れるが、相場の半額以下で済むなら良いバイトだと思って試してみてはどうだろうか。
※この記事の内容は、あくまでも僕の場合、なので実際の費用や手順、必要な書類などは事前に調べてから自己責任で車検を受けてください。