カフェレーサーに似合うヘルメットを海外通販(FC MOTO)で購入

ライダーの皆様、愛用のヘルメットはどこのメーカーのモノですか?そしてヘルメットは何個持っていますか?

筆者はAGV、ノーラン、アライ、TT&COなど沢山のヘルメットを持っています。しかし筆者は、大型バイク歴3年で6台の異なる種類のバイクを乗り継いできました。バイクを乗り換える度に、ヘルメットがバイクのスタイルに合わなくなります。

また現在は、スーパースポーツ・カフェレーサー・スクーターの3台体制なので、全てのバイクとマッチングするヘルメットがありません。結果、ヘルメットが増えてしまうわけですね(笑)

今年6月に納車したBMWカフェレーサーにあうヘルメットを探す旅に出ていました。そして先日、海外通販大手のFC MOTOで、カフェレーサーのヘルメットを購入し、旅を終えることができました。

ということで今回の投稿ですが、前半はカフェレーサーやネオクラシックバイクに似合うヘルメットの紹介、後半は海外通販でヘルメットどのようにして購入するか、お届けしていきたいと思います。 

筆者のBMW・R100RTカフェレーサー
目次

カフェレーサーに似合うオススメのヘルメット6選

冒頭でも述べた通り、6月にBMWカフェを購入して以来、このバイクにマッチするヘルメットを探し続けてきました。しかしながら、ビンテージカフェレーサーに似合うヘルメットって意外に少ないのです。ヘルメットもビンテージにと考えたこともありましたが、安全性や快適性を考えるとヘルメットは現行モノを選ぶべきです。

そしてここからは、数多のヘルメットの中から最終選考に残った6つ挙げていきたいと思います。ネオレトロで機能性も兼ねるヘルメットを探している方は、参考になるかと思うのでチェックしてみて下さい。

A-1. SHOEI・グラムスター/ビバーク・ブルー

まず初めに紹介したいのがSHOEIグラムスターの中で、今年の新作に当たるビバーク。ブラックとブルーの2色展開なのですが、私のBMWのタンクカラーに合わせて、ブルーを選びました。単色のグラムスターに比べると、開口部に白黒の縁取りが入ることによって、ネオレトロな印象になっています。

そしてグラムスターの特徴は何といっても軽さと帽体の小ささです。私はSHOEIのMサイズがピッタリなのですが、Mの重量は1300g以下と、フルフェイスヘルメットとしては異例の軽さです。そして帽体が通常のフルフェイスに比べると小さいので、見た目がマッチ棒になりにくいです。

一つ欠点を挙げるとするならば、デザインとサイズを重視するあまり、密閉度が低いことです。つまりバイクに乗っている時に、風切り音が大きく、インカムの音が少し聞こえにくくなります。 

WebikeのHPより引用

A-2. SHOEI・グラムスター/リザレクション・ブルー

A-1と同様のSHOEIグラムスターのリザレクションモデルです。おそらく2年ほど前から販売していると思うのですが、今だに欠品しているお店があるくらい人気のヘルメットになります。

リザレクションのカラー展開は、ホワイト・ブルー・ブラックの3色です。デザインは、縦に3色のラインが筒を囲むように入っており、ビンテージ感を際立たせています。カフェレーサーやクラシックバイクにベストマッチしそうなデザインですね。スペックは前述のグラムスター・ビバークと同様になります。 

WebikeのHPより引用

B. ARAI・ラパイドネオ / リアクト・ナイトブルー

SHOEIと並び、日本2大ヘルメットブラントであるARAIがリリースしているクラシックライン、ラパイドネオ。その中で、カフェに合いそうなグラフィックモデルのナイトブルーを選びました。このモデルは、アーティストの加藤ノブキ氏がデザインしたスペシャルカラーで、カフェレーサーやネオクラに似合うこと間違いなしです。

そしてこのラパイドネオは、ビンテージな見た目ながらSNELL規格 & MFJ公認ヘルメットで、安全性は申し分ありません。安全性が高いと言うことは少し重い(1520g)のですが、風切り音はほとんど気になりません。安全性と静かさを重視するならラパイドネオで決まりかと思います。 

WebikeのHPより引用

C-1. BELL・ブリット/コマンド

続きまして米国メーカーBELLから、”世界一美しいヘルメット”と称されるブリットをチョイス。ブリットを買うなら、BMWの青・ドゥカティの赤が入ったヘルメットが欲しいと思っていた所、コマンドを見つけました。コマンドは白青赤のトリコローレカラーのコントラストが美しく、ネオレトロな雰囲気を醸し出しています。

そしてブリットは、シールドが大きく視認性が良いので、ジェットヘルメットとフルフェイスの間に位置付けできると言われています。

BELLブリットは正規輸入品がないので、一般的にはバイク用品店には売っていません。購入したいなら、並行輸入品を扱うパインバレーやネットショップ、もしくは海外通販になります。

FC MOTOのHPより引用

C-2. BELL・ブリット/ バラクーダ 

前述のBELLブリット・コマンドのカラー違いのモデル、バラクーダ。このモデルはブリットには珍しくアシンメトリー(左右非対称)デザインで、向かって左がブルー・右がレッドの模様が入っています。ベースカラーはホワイトですが、全体的ににラメが散りばめられており高級感のあるヘルメット仕上がっています。

BELLブリットの重さですが、M・Lサイズで重量が約1426g。グラムスターより重く、ラパイドネオより軽いですね。他にブリットには様々なデザインやカーボンモデルもありましたが、カラーが気に入ったC-1、C-2の2つに絞ることにしました。 

FC MOTOのHPより引用

D. Premier・Trophy Carbon

最後に選んだのは、日本ではマイナーブランドなイタリアのPremierからトロフィーカーボン。写真を見てもわかるように、かなりネオレトロでカッコいいヘルメットです。今まで3年近くバイクに乗っていますが、Premierのヘルメットを被っているライダーさんにまだ出会った事がありません。

70~80年代のデザインが現在に蘇ったようなプレミアのヘルメットは、スペシャルな感じがします。しかもこのトロフィー・カーボンの重量は何と1190gで、SHOEIのグラムスターよりさらに100g軽いです。 

FC MOTOのHPより引用

どのヘルメットを選択するか?

SHOEIグラムスターARAIラパイドネオに関しては、バイク用品店に何度か足を運んで実物を見て、数回試着をしました。まずグラムスターですがデザインは申し分なく、軽くて被り心地もGoodです。もうグラムスターにしようかと5回ぐらいは思ったのですが、気になるのは密閉度と風切り音でしたね。

筆者のBMWカフェはワンオフマフラー仕様で、かなり爆音です。おそらくグラムスターを被ると、友人とインカムで話す声は聞こえないだろうと思いました。それならARAIラパイドネオが最適なのですが、ラパイドネオは少し重たく・閉塞感があり、少しイメージが違う気がしていました。

それでは残ったのがBELLPremierですが、双方とも近所には試着すらできるところがありません。Premierに至ってはネットのレビューすらほとんど出てきません。その点BELLブリットは、国内正規輸入品がないにも関わらず、被っている人が多いのでネットでインプレや納ヘル動画も出てきました。それを見てやっぱりBELLブリットは憧れだし、欲しいなぁと思うように洗脳されてきました(笑)

BELLブリットを購入するにおいて、問題となるのはサイズ感です。試着できるところが横浜のパインバレーさんぐらいなのですが、わざわざヘルメットを試着しに熊本から横浜には行けません(汗)セオリーで行けば、BELLは日本サイズの一つ上を選べと書いてあるので、自分の場合はLになります。それからコマンドとバラクーダのLサイズが売ってないか、ネットショップやヤフオク!をチェックしていました。中々Lサイズの値頃なものが出てきません。

パインバレーさんのネット販売なら、サイズが合わなければ交換1回無料サービスがあったのですが、海外通販の方が断然安いし迷っていました。そんな中、パインバレーさんのHPをしっかり読み込むと、MとLは帽体が一緒で中のパッドが違うだけと書いてあり、且つパインバレーにはLのパッドが販売していました。海外通販でMを購入してみて、もしサイズが合わなければLのパッドを追加で買おうと考えました。

海外通販FC MOTOでヘルメットを購入

ついに気は熟しました。久しぶりの海外通販でバイクグッズ購入です。ブリットのコマンド(C-1)にするかバラクーダ(C-2)にするか、イメージを膨らませて考えます。結果、洒落たアシンメトリーのデザインを持つバラクーダを選ぶことにしました。

FC MOTOはドイツのバイク系通販会社で、ヨーロッパ製品の品揃えは世界有数だと言われています。(まあBELLはアメリカメーカーですが)日本に正規で輸入されていない商品を買う時や、量販店などよりも少しリーズナブルに購入したい時は、重宝するサイトです。インターネットで検索するとFC MOTOはすぐ見つかりますし、翻訳機能もしっかり備わっているので、英語がわからなくても日本語で注文が可能です。

FC MOTOのBELLブリットのページ

ブリットの種類が豊富で、バイザーやアクセサリーも多数あります。嬉しいのはセール品があること、クーポンコードを入力すると少し安くなることですね。欠点は、サイズ切れが多い事です。それではお目当てのバラクーダのページへ行きます。

ブリット・バラクーダの購入ページ

私が買った時はバラクーダのMサイズが¥48,000でした。それにゴールドのバイザー¥7,000を追加し、DHLの送料が¥4,000だったので、合計¥59,000でした。ネットショップやパインバレーで購入すると、ヘルメットが¥64,000~68,000+バイザーが¥8,000だったので、だいぶリーズナブルに購入することができました。

BELL・ブリット / バラクーダとのご対面

注文してから待つこと2週間経過した頃だったでしょうか。配達員さんが自宅に商品を持ってきてくれたのですが、関税¥3,200を支払う必要がありました。以前同じFC MotoでAGVのK5を購入した時には、関税の支払いがなかったのですが、どういった基準で関税がかかるか、それがいくらなのかは正直分かりません。なのでゴールドミラーシールド込みでブリット・バラクーダを、合計¥62,200で購入したことになりました。FC MOTOなどの海外通販で購入される際は、関税がかかるかもと考えておいた方が良いでしょう。

そしていよいよ開封の儀です。シールドはクリアとブラック、追加購入したゴールドミラーの3枚が同封。あとは赤いBELLの袋と、ヘルメット本体が入っていました。第一印象は、写真で見るより5割り増しでカッコいいですね。ゴールドシールドを装着して被ってみましたが、ワンサイズ上を買わなくてもMサイズでも自分は被れるサイズ感。(筆者はSHOEIやARAIならMサイズがぴったりです)

開封したバラクーダの左側

そしてこの左右で赤と青の顔を持ち、散りばめられたラメが印象的なバラクーダ、ガッツポーズが出るくらい最高でした。そしてゴールドミラーのシールドを装着すると、より洗練されたデザインのヘルメットになり大満足です。海外通販は少々手間と時間がかかりますが、比較的安く日本で販売されていないヘルメットが手に入るので、オススメです。

開封したバラクーダの右側

 ☆BELLブリットはアメリカ・ヨーロッパのヘルメットDOT規格/ECE規格適合のヘルメットですが、日本での二輪車安全規格であるSGやPSCマークはありません。(並行輸入品は皆そうです)あくまで装飾品としての扱いという名目なので、自己責任で使用ください。しかしながら本国ではDOTやECEも厳しい検査基準なので、比較的安心して使用できることでしょう。

まとめ

ということで今回は、カフェレーサーに似合うヘルメット選びから、海外通販でヘルメットを購入するところまで、レポートさせて頂きました。参考になったでしょうか?海外通販と聞くと、英語話せないけど大丈夫?などハードルが高そうな気がしますが、FC MOTOは日本語対応しているのでおそらく大丈夫です。

お気に入りの革ジャンにBELLブリットを被っている筆者

最後にBELLブリットを被ってバイクで走った感想ですが、まずシールド部分が大きく視界が広いことに驚きました。ジェットヘルメットとフルフェイスのいいとこ取りとと言われる所以がよく分かりました。サイズ感ですが、頭がキツいわけでもなく、予想に反して非常に被りやすいですね。そしてデザインが秀逸なので、メットの中でニヤついている自分がいます(笑)

皆さんも一度、「ヘルメット探しの海外旅行」へ出かけてみては如何でしょうか。

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この記事を書いた人

Yone Log for Motorcycleの運営者。コロナ禍を機に大型二輪免許を取り、バイクに乗り始める。商社マンからフリーランスに転身し、関西からツーリング天国の熊本へ移住。カフェレーサー&スーパースポーツ好きで、サーキット初心者。愛車はドゥカティ848EVOコルセSEとBMW・R100RTカフェ仕様(1981年式)。

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