これで寒い日でも安心!寒い日にエンジンがかからない原因と対策を徹底解説!

今回は寒い日にエンジンがかからない時の対処方法を紹介していきます。

最近は寒い日が続き着々と冬に近づいていますが、寒い日はどうしてもバイクの調子が悪くなりがちです。

エンジンがかからない時はこれから紹介する方法を試していただくとエンジンがかかる可能性がありますので、まずは焦らずこの記事を読んでチェックポイントに沿ってためしてみてください。

それでは紹介していきます。

目次

寒い日にエンジンがかかりにくい原因

まず最初にエンジンがかかりにくくなる原因を知っておきましょう。

原因を知ることでどこが悪いのかを探るヒントになります。

 エンジン内部

寒い日は暑い日に比べるとエンジンオイルが固くなります。

エンジンオイルが固くなるとクランクシャフトを回す力がいつもより必要になってしまいます。

クランクシャフトを回すのにいつも以上の力が必要だとほかの部分にも負荷がかかってしまうためエンジンがかかりにくくなるという現象が起きてしまいます。

 バッテリー

次はバッテリーです。

気温が下がるとバッテリーの化学反応が悪くなってしまいいつもより電流や電圧が下がってしまいセルモーターを回す力が弱くなってしまいます。

セルモーターを回す力が弱くなるとクランクシャフトを回す力が弱くなることに繋がりますので、バッテリーとエンジンオイルの二つの原因が合わさると益々エンジンがかかりにくくなってしまいます。

 キャブレター

インジェクションのバイクは起りえないですが、キャブレターがついているバイクは乗らない期間が長くなるとキャブレター内のガソリンが気化して全く無くなってしまったり、キャブレター内に気化しにくい(ガソリンが劣化している)状態のガソリンが溜まっているためエンジンがかかりにくいことがあります。

さらに気温が下がっているので尚更ガソリンが気化しにくい状況ですのでエンジンがかかりにくくなってしまいます。

 エンジンがかかりにくいときのチェックポイント4選

ここまでエンジンのかかりが悪くなってしまう原因について解説してきましたが、実際にエンジンがかからない時はそんなことを気にしている余裕はないと思います。

一人でバイクを乗る予定のかたはすぐさま修理をすることができますが、複数人でのツーリングに行く予定の朝にエンジンがかからない時は予定をキャンセルしなければなりませんよね。

そんな時でもダメもとでこれから紹介するチェックポイントを確認してみてください。

 キルスイッチ

一つ目はキルスイッチがONになっていないか確認してみましょう。

自分で触ったつもりがなくても何かの拍子でキルスイッチがONになってしまいエンジンがかからないなんてことが稀にあります。

キルスイッチ一つで解決できればすぐさまツーリングに行けるので確認してみましょう。

 ガソリンコック

ガソリンコックがoffになっていませんか?

キャブレター車のみになってしまいますが、ガソリンコックを触る機会がたまにしかないと、つい忘れてoffのままにしてしまいがちです。

一度確認してみましょう。

 ギアの位置

ギアが1速に入っていたりクラッチを握らずにセルを回すとエンジンがかからないバイクがあります。

長年乗っているバイクであればこのようなミスは考えにくいですが、納車したてなどであればその可能性もあるので試してみましょう。

 サイドスタンド

サイドスタンドが上がっていないとエンジンがかからない車種もあります。

サイドスタンドを上げてからセルを回してみましょう。

ツーリングで休憩後にサイドスタンドを上げ忘れてエンジンがかからないのはあるあるですね。

 エンジンがかからないときの対処方法

4つのチェックポイントを確認しても当てはまらない時は本格的にバイクの不調が疑えます。

これから紹介する項目を試してみるとエンジンがかかる可能性がありますが、時間がかかることもあるので、ツーリングの朝に試せることは少ないですので、ツーリングの前日に前もってバイクの調子を確認して置くことをおすすめします。

 チョークを引く

インジェクションのバイクであれば自動チョークなので、コンピューターが自動で適切な混合気をエンジン内部に送ってくれますが、キャブレター車は気温やバイクの調子によってチョークを自分で引かなければなりません。

チョークを引くことによってガソリンがいつもよりも濃くなり燃焼しやすい状態になります。

ここでエンジンがかかればかなりラッキーですね。

チョークを引いてもかからない時は、無理にエンジンをかけようとするとプラグに燃料が被ってしまい着火できなくなる可能性があるので、無理に掛けることは避けましょう。

 バッテリーの充電

バッテリーが弱っているとプラグから飛ぶ火花が弱くなってしまい、混合気に火がつかなくなってしまいます。

セルが回っても火花が弱い可能性があるので、一度バッテリーを充電してみましょう。

バッテリーの充電器を持っていない方はこちらがおすすめです。

 キャブのガソリンを一度抜く

こちらもキャブレター車限定になりますが、キャブレターのフロート内のガソリンを一度抜いてみるとエンジンがかかる可能性があります。

数か月エンジンをかけていないとガソリンが劣化して燃焼しにくいガソリンになってしまっている可能性があります。

その腐敗したガソリンを一度キャブレターから取り出すことによって新しいガソリンをキャブレター内部に入れることができるので、エンジンがかかる可能性があります。

 キャブやエアクリーナーを温める

外にコンセントがないと試すことが出来ない方法ですが、キャブレターやエアクリーナーをドライヤーで温めることによってガソリンが気化しやすくなるので、外にコンセントがある方は一度試してみましょう。

事故やトラブルに繋がってしまうので間違ってもキャンプなどで使用するガスバーナーなど火の気があるものは使用しないでください。

 どうしてもかからない時

上記の項目を試してもエンジンがかからない時は潔くバイクショップに依頼しましょう。

修理依頼の前に症状を伝えて改善策が無いかどうかを確認してみるのもいいでしょう。

また、事前に症状を伝えることによってショップの方でも準備を進めてくれるので、早くバイクが直ってくるかもしれません。

まとめ

今回は寒い日にバイクのエンジンがかからない時の対処方法を紹介しました。

すぐに試せる方法から時間がかかってしまうが効果的な方法までありますが、ある程度試してもエンジンがかからない時は、バイクショップの方に連絡をしてみるのも一つの手段なので一度連絡してみるといいでしょう。

それでは良いバイクライフを!

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この記事を書いた人

生まれも育ちも北海道の道産子フリーライター。現在保有のバイクはイナズマ400で大のsuzuki好きです。

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