今回はバイクのシーズンに入る前に必要なメンテナンスを紹介していきます。
ここで紹介するのは最低限の項目ですが、この項目をチェックするかしないかで事故につながる可能性がかなり変わってきます。
今回紹介する項目をしっかりと確認して安全なシーズンインができるようにしましょう。
なぜシーズン前の点検が必要なのか
バイクに乗らない期間が長くなればなるほどバイクは傷んでしまったり、調子が悪くなってしまいます。
これはどんなに事前に整備や点検をしていても避けられません。
バイクに乗らない期間が3ヶ月を超えたら必ずいつもより入念に点検・整備を行ってからバイクに乗るようにしましょう。
メンテナンスに必要なもの
メンテナンスを急に始めようと思うと色々な工具や知識が必要かと思いますが、最低限の工具でもシーズン初めのメンテナンス程度であれば十分対応可能ですので、必要な工具を紹介していきます。
・スパナセット(コンビネーションスパナのセットが望ましい)
このスパナセットはサイズが8mm~24mmまであれば対応可能です。
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・六角レンチセット
六角レンチのセットもあるとメンテナンスの幅が広がります。
このスパナセットはなくてもどうにかなりますが、一つ持っていると家具の組み立てにも使えるのでおすすめです。
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・ドライバーセット
ドライバーも+と-がいくつかセットになったものを用意しておくといいでしょう。
ここまでの工具があればメンテナンスはある程度対応可能です。
あとは知識や技術がついてきたら必要なものを買い足していくとなおいいでしょう。
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必ずチェックしておきたい箇所5選
ここからはツーリングのシーズンイン前にチェックしておきたいメンテナンス項目を紹介していきます。
先ほど紹介した工具で対応可能なので、ぜひ参考にしてください。
バッテリー
シーズンに入る為にまず最初にチェックするのがバッテリーです。
北海道の方は必ずシーズン終わりにバッテリーを外して室内保管するのが常識となっていますが、雪が降らない地域の方はバッテリーを外していますか?
私がバイクに乗り始めた頃は冬にバッテリーを外すことを知らずに放置してしまい、次の年のシーズン初めにバッテリーが上がってしまいエンジンを掛けられなかったという苦い思い出があります。
この経験から走り納めをした後に必ずバッテリーを外して、充電するまでが走り納めのルーティンとなりました。
なので、長期間のバイクに乗らない場合は必ずバッテリーを外しておきましょう。
また、バイクに乗り始めるときもバッテリーを充電して、比重を測っておくことでトラブルを減らすことができるので、チェックしておくことをおすすめします。
タイヤ
次に重要なのがタイヤです。
目視でタイヤの溝と、ひび割れがないかを確認しましょう。
ここで問題がなければ空気圧を見ていきます。
しかし、空気圧を見る道具や、空気を入れる道具はなかなか個人で所持している方は少ないと思います。
なので空気圧はガソリンスタンドなどで点検することをおすすめします。
ガソリンスタンドは無料で空気を補充出来るところがほとんどですし、タイヤの点検もついでにお願いすることもできますので、よくわからない方はガソリンスタンドやバイクショップの方に丸投げしてしまいましょう。
ブレーキ
絶対に点検を欠かしては行けない箇所がブレーキ周りです。
ブレーキ周りのトラブルは命に直結しますので、十分な点検が必要です。
チェックする箇所は、
・ブレーキのワイヤーが錆びたり、固着していないか
・ブレーキパッドの厚みは1mm以上あるかどうか
・ブレーキフルードは十分に補充されているか
をチェックしましょう。
私は走行中にクラッチのワイヤーが切れた経験があり、とても焦った経験があります。
ワイヤーはゴムの被覆がついてるので目視で確認しにくく、劣化がわかりにくいため特に注意してチェックしておきましょう。
エンジンオイル
最後にエンジンオイルです。
エンジンはとても精密に作られていて、エンジンオイルが劣化してしまうと、本来の性能を発揮できず、最悪の場合ピストンの油膜切れが起こりピストンが焼き付いてしまい走行不能になってしまうなんてこともあります。
エンジンオイルは走行せずに放置しているだけでもどんどん劣化していってしまいますので、長期間乗らない場合は乗り始めに必ず交換しておきましょう。
こまめに乗る場合でも5000kmに一回、又は半年に一回の交換をおすすめします。
ついでにやっておくといいこと
ここからはシーズン始めに必ずではないですが、ついでにやっておくといいことを紹介していきます。
洗車
カバーをかけたり、ガレージに大切に保管しておいてもどうしても汚れがついてしまうので、シーズン始めには洗車をしてキレイにしてからバイクに乗るとライダーの気持ちも清々しい気持ちでツーリングに行けるので、ぜひ洗車をしてから乗ることをおすすめします。
外観チェック
外観のチェックは、フレームの錆びや腐食がないか、溶接部分に亀裂が入っていないかなどを見ていきます。
ほかにもボルトの腐食や緩みなども手で触って確認しておくと安心です。
ボルトの緩みや、フレームの腐食は事故につながるのでしっかりと確認しておきましょう。
まとめ
今回はシーズン始めのメンテナンスを紹介させていただきました。
項目は最低限ですが、揃える工具も少なく、今回紹介したチェック項目を確認しておけば大きな事故につながる可能性を格段に下げることが出来ます。
これからシーズンインされる方もだんだんと増えてくると思いますが、しっかりとメンテナンスを行って、今年も楽しいシーズンにしていきましょう。
それでは良いバイクライフを!