“READY TO RACE”のスローガンで他メーカーは一味違うアグレッシブなデザインやハイパフォーマンスなオレンジ色のバイクを生み出しているオーストリアのバイクメーカー”KTM”。今回はそんなKTMのバイクの魅力やおすすめ車種に迫っていきましょう!
KTMってどんなメーカーなの?
KTMは、モータースポーツの舞台でその名を馳せる二輪メーカー。そんなKTMのはじまりは、1934年にハンス・トリュンクポルナーによって設立された、金属製造企業「Kraftfahrzeug Trunkenpolz Mattighofen」に遡ります。そして、1953年に彼らは本格的にオートバイの製造を始めます。その後は次々と優れたオフロードバイクを世に送り出し、その名を世界に轟かせることとなります。
KTMの魅力ポイント
KTMにはファンを魅了し続ける魅力がたくさんあります。ここでは、筆者がより魅力的だと感じる次の3つの魅力を抜粋してご紹介します!
- レースにおける実績
- 高品質な製品
- KTMパワーパーツ
レースにおける実績
KTMの最大の魅力の一つは、何と言っても、モータースポーツでの圧倒的な実績!
特にオフロードレースの世界でその名を知られており、多数の世界チャンピオンを輩出しています。その成功の秘訣は『技術の進歩を常に追求し、ハイパフォーマンスなバイクを作り出す』という企業哲学にあるようですね。
高品質な製品
品質の高さでも知られるKTMのバイク。KTMはテクノロジーと革新に対する独自の視点を持ち、一貫した製品設計・丁寧な組み立てによって、耐久性と性能が兼ね備えられたバイクを製造しています。
また、KTMのバイクは、オフロードなどの厳しい環境下での運用を見越した設計となっており、その実力は世界中のライダーから信頼を勝ち得ています。
KTMパワーパーツ
KTMはKTMパワーパーツという独自のブランドを持ち、マフラー・外装パーツ・レバー類などなど様々なカスタムパーツが用意されています。
カスタムしたいけどどこのパーツを選ぼう…なんて悩みから解放されそうですね!マグカップやTシャツなどの日用品も用意されており、ブランドに対する愛着がさらに湧くでしょう。
KTMのデメリット
ここまで良いことばかり書きましたが、KTMのバイクにも一部のデメリットが存在します。ここでは、筆者がKTMバイクを乗り出すハードルとなると考えるデメリットを2つご紹介します。
- 高価格のモデルがある
- 維持費が高い可能性がある
高価格のモデルがある
KTMのバイクは他のメーカーと比較すると価格が高く設定されているモデルも一部存在します。
KTMバイクのパフォーマンスと品質を考慮すれば納得の価格なのですが…。バイク初心者や予算が限られたライダーにとってはその価格がハードルとなる可能性もありますね。
維持費が高い可能性がある
KTMのバイクは国産メーカーの車両と比較すると維持費が高いとされています。
特にレース向けの高性能モデルは、定期的なメンテナンスが必要であり、部品交換や専門的な設定変更が求められることもあります。
KTMの魅力とデメリットのまとめ
KTMは、その卓越したパフォーマンスと高品質な製品で、世界中のオートバイエンスージアストから支持を受けているブランドです。その製品は、レースでの勝利を追求するための高度な技術と設計が取り入れられています。
しかし、その一方で、価格と維持費の高さが一部のユーザーにとってはデメリットとなり得ます。ですが、KTMのバイクが持つ高品質とパフォーマンスを支える要素であり、その対価を支払ってでも楽しい、KTMのバイクが持つ真の魅力が見えてくるでしょう。
KTMはこんなこともしてるよ
KTMは進化し続けています。
電動バイク分野にも進出しており、E-Rideシリーズなど、電動オフロードバイクを手がけるなど、環境に配慮したモデルも増えています。これにより、これまで燃料消費や騒音などで敬遠していたユーザーに対しても新たな魅力を提供しています。
KTMの購入を検討する上でのポイント
ここまで、KTMバイクの魅力とデメリットをご紹介してきました。ここからはKTMバイクを購入しようかな?と思ったあなたに、KTMのバイクを購入する際のポイントをご紹介します。
用途を明確に
KTMにはオフロードバイクから、アドベンチャー、スポーツバイクまで、幅広いラインナップがあります。あなたの用途に合ったモデルを選ぶことが重要です。
予算を考える
先ほどもご紹介した通り、KTMのバイクは価格が高いものが多いです。しかし、中古の購入やバイクローンを使って購入をすることで、無理のないプランでの購入が可能です。
アフターサービスとパーツの入手性
バイクを長く楽しく乗り続けるためには、バイクのメンテナンスは重要です。KTMのディーラーやメンテナンスが可能なお店が近くにあるか、またパーツの入手性も考慮する必要があります。
KTMおすすめバイク5選!
筆者がおすすめしたKTMバイクを5つご紹介します。それぞれのバイクに違った特徴があり、あなたにぴったりのバイクも見つかるかもしれません。
- KTM 390 Adventure
- KTM 690 Enduro R
- KTM 790 Adventure
- KTM 890 Duke R
- KTM 1290 Super Duke GT
KTM 390 Adventure (エントリークラスのアドベンチャーバイク)
『KTM 390 Adventure』は、オフロード性能を持ちつつ、公道でも十分に楽しめる丁度良いバイクです。
主な特徴
- エンジン: 373cc シングル
- 出力: 43馬力
- 高度なABSとトラクションコントロール
373ccのエンジンは、軽量で扱いやすい一方、43馬力のパワーがあります。これにより、オフロードでのアグレッシブな走行や、長距離ツーリングもこなせます。また、ABSとトラクションコントロールを備えており、安全性も高いです。
KTM 690 Enduro R (デュアルパーパスの王者)
『KTM 690 Enduro R』は、オフロード性能に優れつつ、公道での乗り心地も良いデュアルパーパスバイクです。
主な特徴
- エンジン: 690cc シングル
- 出力: 74馬力
- オフロード専用サスペンション
690ccのシングルエンジンは、74馬力のパワーを持ちながらも軽量。オフロードでのトルクとパワーが魅力です。
また、オフロード専用のサスペンションを持つため、厳しい地形でも優れたパフォーマンスを発揮します。公道でも乗り心地が良く、多目的に使えるのが690 Enduro Rの魅力です。
KTM 790 Adventure (世界を旅するためのアドベンチャーバイク)
『KTM 790 Adventure』は、長距離のツーリングからオフロード走行までこなす、真のアドベンチャーバイクです。
主な特徴
- エンジン: 799cc パラレルツイン
- 出力: 95馬力
- 高容量燃料タンクとアドベンチャー専用装備
790 Adventureは799ccのパラレルツインエンジンを持ち、95馬力の出力。長距離を走るための高容量燃料タンクと、オフロードでの走行をサポートする装備が特徴です。さらに、快適なライディングポジションで、長時間のツーリングでも疲れにくい設計になっています。
KTM 890 Duke R ( 中排気量のストリートファイター)
KTM 890 Duke Rは、中排気量カテゴリーでトップクラスのパフォーマンスを持つスポーツバイクです。
主な特徴
- エンジン: 889cc パラレルツイン
- 出力: 119馬力
- 高性能ブレーキとサスペンション
このバイクは非常に鋭いハンドリングを持ち、軽快な走りが魅力。889ccのパラレルツインエンジンは、119馬力の出力を持ち、低速から高速まで力強い加速が得られます。高性能ブレーキとサスペンションにより、サーキットでも優れたパフォーマンスを発揮します。
KTM 1290 Super Duke GT ( 高性能ツーリングバイク)
KTM 1290 Super Duke GTは、ツーリングとスポーツ性能を兼ね備えた究極のバイクです。
主な特徴
- エンジン: 1301cc Vツイン
- 出力: 175馬力
- 高度な電子制御サスペンション
1290 Super Duke GTは、パワフルな1301cc Vツインエンジンを搭載。長距離を快適に走破するための装備として、電子制御サスペンションやクルーズコントロールを備えています。また、スポーツ性能も非常に高く、ワインディングロードでのアグレッシブな走行も楽しめます。
選ぶポイント
・KTM 390 Adventureは、エントリーレベルでアドベンチャーバイクを楽しみたい、またはオフロードとオンロードの両方での走行を求めるライダーに最適です。
・KTM 690 Enduro Rは、オフロード性能を重視し、同時に公道での快適な走行も望むライダーにピッタリです。
・KTM 790 Adventureは、世界各地を旅するアドベンチャーライダーに最適で、オフロード性能も兼ね備えています。
・KTM 890 Duke Rは、中排気量ながらサーキットでも優れたパフォーマンスを発揮するスポーツバイクを求めるライダーに向いています。
・KTM 1290 Super Duke GTは、長距離ツーリングにおいて高性能と快適性を両立したいライダーにおすすめです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
中型から大型まで様々なラインナップを取り揃えるKTMは、初心者ライダーからベテランライダーを満足させる非常に魅力的なメーカーです。
もしあなたが「人とは違ったバイクが欲しい!」や「ハイパフォーマンスなバイクが欲しい!」と思っていたら是非選択肢にKTMのバイクを加えてみてくださいね!
メイン画像:KTM公式サイトより https://www.ktm.com/ja-jp/ktm-world/news/2022-streetmodel2.html