今回はサーキット走行に向いている車種ということで排気量別にスーパースポーツバイクを紹介していきます。
またサーキット走行未経験の方に向けてサーキット走行の種類なども紹介していきますのでぜひ参考にしてください。
サーキットで走れる車両は決まってる?
サーキットで走れる車両はレースによって異なります。
MotoGPやJSBの公認レースや草レースでは排気量別にカテゴリが分かれているので排気量別という区分で走れる車種は変わりますが、バイクのジャンルが制限されることはあまりありません。レースである以上結果が伴いますのである程度選べる車種は限られてくるでしょう。
その他にもフリー走行やサーキットが開催しているスクールや走行会であればほとんど車両の制限なくサーキットを走ることが可能です。
レースの種類
走行できる車種の概要が分かったところでレース区分について少し解説していきます。
先ほども軽く説明いたしましたが、サーキットで走るためにはいくつかの選択肢があります。
難易度が高い順から解説していきますので、サーキットデビューがまだの方は自分がどのカテゴリーからスタートするのかをぜひ参考にしてください。
公認レース
参加の難易度が一番高いのが公認レースです。
基本的にはサーキットで発行している走行ライセンスを取得すれば地方選手権であれば出場することが可能です。
地方選手権でポイントを貯めることにより全日本選手権への出場権利が与えられます。
ほかにもライセンスが必要なレースもあり、必要な装備も増えてきますので、このようなレースに参加する方はレース上級者の方で、初心者の出場はかなり難しいでしょう。
草レース
草レースは非公認レースがほとんどで、車体のチューニング制限も緩く公認レースに比べて出場しやすいレースではあります。
しかし草レースと言ってもレースはレースですので、走行を楽しむのも一つの目的ではありますが、タイムを競うのでサーキット中級者以上の方におすすめです。
フリー走行
フリー走行はレースではなくサーキットの走行枠を購入して自由に走ることが可能です。
自由にと言ってもある程度のルールはあるので、それなりに制限はありますが、レースに比べるとかなり自由に走れるでしょう。
さらに車両の制限がなくお持ちのバイクで走行可能で、自走での参加もできるのでトランポできない環境であったり、サーキット走行未経験の方におすすめです。
スクール
こちらはサーキットで開催しているスクールに参加する方法です。
サーキットの走行枠を購入したり、一人でサーキットに行く勇気がない!なんて方はスクールに参加することをおすすめします。
スクールには講師の方がついてくれるのでわからないことは何でも教えてくれますし、ほかの受講者さんたちもいるので一人で路頭に迷うことがなくなります。
走行会
走行会はバイクショップが開催するイベントでガチガチのレースではなく、みんなでサーキット走行を楽しもうという雰囲気のイベントが多いのでサーキット初心者の方でも参入しやすいイベントになっています。
サーキットでおすすめの排気量
サーキットでの走行方法や大まかなルールが分かったところでサーキット走行をする上で主に使用される排気量を紹介していきます。
250cc
250ccのバイクは免許も中型で乗れるため乗り出しやすい車両です。
パワーも大型排気量のバイクに比べ扱いやすいパワーですので、サーキット初心者の方でもバイクの性能をしっかりと発揮させられます。
また公道を走行する上でも車検がないのでランニングコストも抑えられるメリットがあります。
600cc
250ccでは物足りないけどリッターバイクだと扱える自信がないという方は600ccがおすすめです。
600ccは免許は大型区分になってしまいますが、250ccと大型バイクの良いとこ取りをした排気量で、車重の割にパワーがあるので、リッターバイクよりもコーナーに突っ込めるのがメリットです。
しかしリッターバイクと勝負するとどうしてもパワー不足を感じてしまうでしょう。
1000cc
サーキットで本領発揮ができるのはやはり、リッターバイクでしょう。
公道では有り余ってしまうパワーもサーキットでは思う存分発揮できます。
その分ランニングコストやパーツ費用が高く、車重も重たいため扱うのにコツが必要となってきますのでサーキット上級者は1000cc以上がおすすめです。
排気量別おすすめ車両
それでは最後におすすめの車体を排気量別に紹介していきます。
250cc
まずは250ccからです。
最近はどのバイクメーカーも250ccに力を入れているので最新の技術が詰め込まれたバイクが続々と開発されています。
Kawasaki Ninja ZX-25R SE
記念すべき一台目はZX25RSEです。
こちらのバイクは何と言っても250cc唯一の4気筒エンジンで、45馬力とかなりのパワーがあります。
さらに最新技術のクイックシフターが搭載されていて、オートブリッパーと合わせるとかなりスムーズに変速が可能です。
3段階の調整可能なトラクションコントロールもついているのでコーナーの立ち上がりなどでも安心してスロットルをあけられるでしょう。
HONDA CBR-250RR
続いての車体はCBR-250RRです。
馬力はZX-25Rに比べ41馬力と少し劣りますが、その分2気筒エンジン特有のトルクの太さと軽さでアドバンテージをとっています。
アシストスリッパークラッチを搭載していて、オプションでクイックシフターも付けられるので、クラッチ周りの性能はほとんどZX25Rと同じです。
600cc
つづいてミドルクラスに該当する600ccのおすすめのバイクを紹介していきます。
YAMAHA YZF-R6
ミドルクラスにもCBRやZXシリーズもありますが、コーナリング性能に関しては3台の中では群を抜いて高く市販されている600ccのスーパースポーツではサーキット性能に力を入れている車種でもあるのでおすすめです。
SUZUKI GSX-600R
GSXシリーズの歴史は20年と深く、20年間スーパースポーツを熟成して来たスズキのミドルクラスはかなりのものです。
馬力は125馬力と申し分のない性能で、軽量化と緻密な研究の末サーキット性能の高い市販車として完成されました。
現在の生産は終了していますが、根強い人気があります。
1000cc
では最後にリッタークラスを紹介していきます。
リッタークラスはパワーが桁違いですので、扱いにコツがいりますが、扱えるようになってしまえば虜になってしまうこと間違いなしですので、ぜひ参考にしてください。
SUZUKI GSX-R1000R
スズキがサーキットで最速を目指すために作られた最高の1台がこちらのGSX-R1000Rです。
パワーや装備は全て最高峰ですが、製作者のコンセントが「マシンがライダーにやさしくなればなるほど速く走ることができる」という思いがあり、実際の乗り味はパワーがすごく手扱いずらいといった印象はなくコーナーの立ち上がりでもスロットルをあけられる安心感があるイメージです。
リッターバイクの一台目にも相応しいバイクなので是非お勧めです。
Kawasaki Ninja ZX-10R
こちらもサーキットで頂点を取るために様々な研究を重ねて作られた至高の一台です。
ZX-10RはSBKでも使用されている最新の技術をふんだんに取り入れられていて、ほとんどレーシングマシンと変わらないくらいの性能を備えています。
そのため値段も張りますが値段分の価値があるバイクなのは間違いありません。
まとめ
今回はサーキット走行のおすすめ車両について紹介させていただきました。
サーキットの走行方法や車種の排気量など様々な条件下で走行方法が変わりますが、バイクに乗る楽しさは皆さん同じですので自分にあった環境で最大限楽しめることをしていきましょう。
それでは良いバイクライフを!