大型二輪教習をナメてたら意外に難しかった

本メディアの記念すべき100記事目を書いている。やはり100記事目は運営者である私が書かないと締まらない気がして、ただそれだけの理由で。

このメディアを作って、最初の記事を自身で公開したのが2023年5月26日。

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それから約3ヶ月半が過ぎようとしている。目標としては2ヶ月で100記事を目指していたのだが、そんなにすんなり行くわけもない。それでも100記事まで辿り着けたのは、日頃から協力していただいているライターの皆さんのおかげだ。実にありがたい。この場を借りてお礼を申し上げる。

前置きはこのぐらいにして、実は最近、というか今日、大型二輪の教習所に通い始めた。

目次

教習初日

このメディアを始める頃には大型二輪免許も欲しいな、そのうち取りに行こうと考えていて、ようやく実現することができた。というのも、実は知人が大型二輪教習に申し込んだのがキッカケで、私の負けず嫌い根性に火をつけたのだ。

タイトルにもある通り、私は大型二輪教習をナメていた。簡単に取れるだろうと。

なぜなら、私の現在の愛車であるCB400SFは、乾燥重量が200kg近くあり、教習車で使われる類の大型バイクと比べてもさほど変わらないぐらいの重量がある。なので日頃からCB400SFを乗り回している自分なら大丈夫だろうと、完全にナメきっていたのである。

これが、のちにプライドをズタボロにされることになる。

画像はイメージです

9月中旬とはいえ、まだまだ日中は暑く、気温は31℃。そんな中、教習時には長袖長ズボンで挑まなければならない。さらに、グローブ、ひざ、ひじ、背中と胸部のプロテクター、ゼッケンを装着させられる。もちろんヘルメットも。プロテクターなど諸々装着して立っているだけで汗が吹き出してくるぐらいの暑さだ。

まず、初回なので指導員からバイクの出し入れ、乗車姿勢や取り回しの仕方など、基本的なことを教わる。意外だったのは、乗車する前にスタンドを上げ、降車してからスタンドを下ろす、ということだった。コレにはどのような意味があるのか分からないが、私は普段、全く逆の動作をしていたので慣れるまでに少し時間がかかった。

次に、第一段階の見極めで走るコースを走る。まずは大型バイクに慣れることも含め、指導員の後についてコースを走る。私が通う教習所の大型二輪教習車は、HONDAのNC750。最新の型ではないが、2気筒の良いバイクだ。ちなみに、ゼファー750も1台だけ用意されており、乗っても良いとのことだからこれは是が非でも乗ってみたい。ただ、検定などで使うバイクはNC750なので、一通りスムーズに乗れるようになるまでおあずけだ。

このNC750、2気筒で750ccの排気量だから低速時のトルクがすごい。アクセルのレスポンスがめちゃくちゃく良いのか!と思ってたけど、2気筒✖️大排気量だからだろう。普段、4気筒に乗っている僕からすると、このNCのスロットルワークが難しいのだ。さらに、カーブで車体を倒した時のセルフステアもすごい。私のスーフォアには無い感じで、ハンドルが勝手に曲がる曲がる・・・バイクが変わればこんなにも違うのかと驚いたが、それはそれで楽しかった。

指導員の先導のもと、一通りの説明を受けながらコースを走ったが、1回走ったぐらいで覚えられるわけがない。すると指導員がタンデムでコースを再度案内してくれた。さすがに上手い。当たり前だが上手い。

そのあとは、一人でコースを回ることになったが、その頃にはコースは覚えられるようになった。

難関の一本橋とスラローム

さて、ここからが私にとっての難所だ。

一本橋は、長さ15m、幅30cm、高さ5cmの直線を大型免許なら10秒以上で走行しなければならない。半クラとリアブレーキを駆使していけば、まあ、行けるだろうとナメていたのだ。なんせ、普段からバイクには乗っていて渋滞時なんかにはゆっくりと半クラとリアブレーキを使いながら走行することも多々あるからだ。

しかしその考えが甘かった。一般道でゆっくり走る時には、当たり前だが幅の制限がない。だからゆっくり走ることなんて簡単でしかない。しかしながら、教習所では幅が30cmしかないのだ。この30cmが意外に狭い。

1回目のチャレンジでは、見事に最後の方で橋から落ちてしまった。結局5回ぐらい一本橋を走行したのだが、成功したのが1回だけ。指導員からコツも教えてもらったが、こんなに難しいものだとは思っていなかった。

画像はイメージです

次に、スラロームだ。等間隔に置かれたパイロンを7秒以内ですり抜けなくてはならない。これも私は行ける、とどこからその自信が来たのか分からないが思っていた。結果は想像通り、8秒ぐらいかかってしまう。

パイロンの途中で車体を倒し、次のパイロンを捉えたらアクセルを軽く開けて車体をお越し、進入する。という動作の繰り返しになるのだが、ここでNC750の2気筒が私を苦しめることになる。低速でのトルクがあるので、アクセルを少し開けるだけでバイクがグッと前に行くのだ。スーフォアと全然違う。トルクがありすぎて、突っ込んでしまいそうでアクセルをなかなか開けれない。

指導員にそのことを話すと、じゃあ、アクセルワーク無しで、クラッチも切らずに一定速度のまま行ってみましょう、とのこと。その通りにやってみたら、なんとか7秒台で抜けることに成功した。しかし6秒台が出ない。

大型二輪教習の初日を終えて

結局初日は、一本橋とスラロームに苦戦したまま時間切れで終了。

指導員からは、うまく走れているから次回から黄色のゼッケンを付けてくださいと言われた。最初は赤のゼッケンなので一応、ステップアップは果たしたが、課題が残る。

今更ながら、大型二輪免許を取得した人たちを改めて尊敬する。中型と大して変わらないだろうとナメていた自分が恥ずかしい。私は身長178cmあるのだが、小柄な男性や、非力な女性なんかは、おそらく苦労して免許を取得したに違いない。

まだ初日が終わっただけなので、そこまで悲観的には考えていないが、もうナメた考えは捨てようと思う。

残り11時間、そのうちシュミレーターが1時間、卒業検定が1時間とすると、残り9時間しか教習所で練習する時間がない。9時間あれば充分なのか、9時間では足りないのか分からないが、真剣に取り組むしかなさそうだ。

ただ、世の中、大型二輪免許を持っている人はたくさんいるので、途中で苦労したとしても合格はするだろうと、まだどこかでナメた気持ちは捨て切れていない私もいる。

次は大型二輪免許を取得した際に、また記事を書きたいと思う。

※Xで大型教習ナメてたことをポストすると、めちゃくちゃリアクションがあった・・・

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この記事を書いた人

本メディアの運営者。久しぶりにバイクに乗るために、古物商許可を取得しバイクオークションを始める。兵庫県在住、猫2匹と暮らすリターンライダー。愛車はCB400SF NC31 Version-S→CBR954RR(現在)
バイカーの皆様にとって楽しく役に立つメディアを目指し現在奮闘中。

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