私は春のツーリングで服装選びに成功したことがありませんでした。
厚着をすれば気温が上がり、薄着をすれば気温が下がり、誰かに監視されているのか!と思うくらい気温が予想できませんでした。
しかしインナージャケットをしっかりとしたものに変えることによって気温の予想をすることがなくなりツーリングがかなり快適になりました。
この経験を元にインナージャケットの選び方などを紹介していきますのでぜひ参考にしてください。
春ツーリングの服装選びのポイント
まずは春のツーリングでの服装選びを二つの項目に分けて解説していきます。
このポイントを押さえておくだけで春のツーリングをより快適にすることができます。
体温調節のしやすさ
気温差の大きい春のツーリングでは体温調節がかなり重要になってきます。
朝晩や日中のどちらかの気温に合わせて服装を選んでしまうと、暑すぎたり寒すぎたりと体温に偏りが出てしまいます。
なので、調節できるよう工夫が必要です。
透湿性の高さ
透湿性とは湿気を外に逃がす性質のことで、バイクで走行する際はどの季節も重要となってきますが、特に春や秋は気温差があることから湿気でインナーが濡れてしまったりしてしまうとそこからグングン体温が持っていかれます。
日中の走行中は風を受けて涼しく感じますが、走行中でも意外に蒸れていることがあるので、透湿性の高さに注目して服装を選びましょう。
春のツーリングでの注意点
すこし服装と離れてしまいますが、春特有のツーリングの注意点もすこし紹介させていただきます。
春にしか起こらないトラブルもあるので、十分注意しましょう。
花粉
春といえば花粉が舞う季節です。
地域によって舞う花粉が違いますが、私が住んでいる地域では白樺花粉やヨモギの花粉がよく見かけられます。
私自身も花粉症なので、花粉が待っているところに行くと目がかゆくなったり、くしゃみが止まらなくなったりとかなりつらいです。
それが走行中に起こるととても危ないので、花粉症が発症している方は事前に薬を服用するなどして対応しましょう。
寒暖差
次に寒暖差です。
先ほども触れましたが春秋は寒暖差がどうしても激しくなってしまいます。
私の地域では日中帯は10℃前後まで上がりますが、朝晩は3℃~5℃くらいまで気温が下がってしまいます。
対応調節には何がオススメ?
ここまでで、寒暖差が激しいときには体温調節をできる服装が必要ということがわかりましたが、体温調節ができる服装とはどのようなものなのかを紹介していきます。
オールシーズンジャケット
オールシーズンジャケットは、アウタージャケットの中に取り外しできるインナージャケットがついているもので、気温に合わせてインナーを付けたり外したりして体温調節を行います。
基本的にはアウタージャケットをメインで使う感じです。
インナーウェア
一口にインナーウェアと言っても様々な種類があります。
ヒートテックのような発熱素材を使ったものや、透湿性の高い物、防風性の高いインナーなど素材と用途はかなり幅広いです。
基本的にはインナーですのでアウターがありきの服装になりますが、インナーだけでも着こなせるくらいオシャレなものもあるので、アウターをコンパクトにしまえるものにすれば、かなり簡単に体温調節が可能です。
オススメのインナーウェア3選
それでは最後にオススメのインナーを3つ紹介していきますのでぜひ参考にしてください。
デイトナ HBV-001 防風防寒インナーシャツ
こちらのインナーは風を受けやすい面に防風性の高い素材を使用することで、走行中に受けた風をしっかりと防いでくれます。
そして他のインナーと差を分けるのが背面にはストレッチ素材を使用してることです。
重ね着をするとどうしても動きにくくなってしまいますが、ストレッチ素材を使用することにより重ね着をしても動きやすい作りになっています。
ラフアンドロード(ROUGH&ROAD) プリマロフトチタンスリムインナージャケット
ラフアンドロードからインナージャケットとして着るには、もったいないくらいオシャレで高機能なジャケットがあります。
このインナージャケットはチタンスパッタリング(チタニウムナノ)加工裏地が施されているのでライダーの体温を反射して保温する機能があります。
また中綿にはプリマロフトと言われる超微細マイクロファイバー素材でできた羽毛に変わる保温性の高い素材が使われているのでかなり暖かいです。
表面にはポリエステルとナイロン素材によるウインドガード加工で風をしっかりと遮断してくれます。
デザインもオシャレなので、日中の気温が高い日にはこのインナージャケットだけでも十分走行可能でしょう。
RSタイチ(アールエスタイチ) ダウン インナージャケット
ジャケット界隈ではかなり知名度の高いRSタイチですが、インナーでもアウターでも使えるのがこのジャケットです。
このジャケットは防風性能は説明するまでもなく高く、中綿には羽毛が使われているのでとても暖かいので、朝晩の寒暖差が激しくてもインナーとして一枚羽織っていれば簡単に気温に合わせて温度調節が可能です。
ポーチに入るくらい小さく折りたためるので持ち運びも簡単にできます。
値段は他のインナーよりも高いですが、とても価値のある商品です。
パーカータイプもおすすめ
インナージャケット以外に何か温度調節をする方法はないのかと思う方に向けてパーカータイプのバイク用ウェアも紹介します。
RSタイチ(RS TAICHI) バイクウェア ライディングジャケット パーカー
こちらのパーカーには6種類のタイプがあり、通気性に特化したものやストレッチ性が高いタイプ、防水加工が施されているタイプ、MA-1スタイルでデザインに特化したものなどライダーの好みに合わせて選べるのが特徴です。
どのパーカーも肩と肘にプロテクターが標準装備されていて、別売で胸部と背部のプロテクターの後付けが可能です。
どのタイプもオシャレなのでとてもおすすめです。
SCOYCO(スコイコ) ライディングパーカー
厚手のスウェット生地にプロテクターを組み合わせたフード付きジップパーカーで、夏になればこのジャケットをアウターとして使うこともできます。
ラフな見た目とは裏腹にCE規格取得のプロテクターを標準装備していますので安全性がかなり高いです。
このパーカーをインナージャケットとして着用し、アウタージャケットを薄手のものにするとごわつきも少なくていいと思います。
まとめ
今回はインナージャケットを紹介させていただきました。
夏になるにはもすこし時間がかかりますが、インナージャケットをしっかりと選ぶことで、春先のツーリングも楽しめること間違いないです。
バイクで走ることも楽しみですが、服選びも楽しめるとより良いバイクライフを送ることができると思います。
それでも良いバイクライフを!